出版社内容情報
絵本 小学校低学年から
あるあめの日、あかしゃんの手のひらほどのひきがえるがまよいこんできました。きだてのよいやさしいむすめは、じぶんのごはんをわけてやって、そだてます。いつのまにか大きく大きくそだったひきがえるは、山のおそろしいおろちにむすめがおそわれようとしたとき…。
内容説明
あめのふるひ、こどものひきがえるは、やさしいむすめにすくわれました。あるひ、かわいがってくれたむすめが、たいへんなことに。そのとき、ひきがえるはいのちをかけてむすめをまもりました。めずらしい朝鮮の民話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
20
息子は「こういう悲しいお話借りてこないでよ」と言っていました。2023/05/10
おはなし会 芽ぶっく
12
かんこく・ちょうせんのみんわのシリーズを借りてきました。心優しい娘に拾われたこどものヒキガエル。ビッキと名づけられ大切に育てられました。ある日、娘がおろちの人身御供になることが決まり…。2021/03/17
遠い日
9
やさしい娘に助けられ、かわいがられたカエルのビッキが、命を賭して娘の身を守るお話。変身譚かと思ったら、あくまでも真摯な恩返しのお話で、ビッキの美しい勇気にじんとする。娘を助け、村を守ったカエルの魂は、村人に長く語り継がれることとなった。2014/10/20
遠い日
6
韓国・朝鮮の民話。いわゆる報恩譚の一種ですが、娘に助けられたビッキが、文字通り命がけで娘をオロチから守り抜くお話。最後に変身し蘇るといったパターンではなく、本当に命を娘のために捧げたのだということに、無性に胸を打たれました。2022/07/27