出版社内容情報
火起こし=最上級魔法のインフェルノ!?
エグゼール伯爵家の三男ライルは、生まれながらに膨大な魔力量を持つ神童と呼ばれていた。十五歳の才能を判定する儀式で期待されたのは赤魔法や青魔法の攻撃魔法だったが、映し出されたのは家事・畑仕事・買い物・旅行など、生活にまつわる光景ばかり。結果は「生活魔法」。
家族の期待を裏切った彼は、無能と断じられ追放されてしまう。
しかしライルは落胆しない。むしろ幼い頃から憧れていた「サポート要員」として冒険者を目指すことを決意する。無力なはずの生活魔法だが〈小物収納〉は無限の荷物を保管し、〈修繕魔法〉は滅びた都市を蘇らせ、〈痛み止め〉は重傷すらも一瞬で治してしまう。
さらには本来なら料理に使うレベルの〈火起こし〉が、ダンジョンボスをも焼き尽くす凶悪な炎を生み出し……。
「あなたどう考えても火力役でしょ」
「サポート役だってば」
これは自称・サポート役が、万能の生活魔法で無自覚に無双する物語。
『無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが』
『生まれた直後に捨てられたけど、前世が大賢者だったので余裕で生きてます』
著者の最新作!
【目次】
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