内容説明
システムエンジニアとして働く34歳、バツイチ独身の松本勇は飼い猫・織姫と共に異世界転移してしまった。異世界人は好待遇で保護されるはずが、魔法検査というパッとしないスキルであった勇は貧乏貴族の庇護下に置かれることに。それでもプログラミング知識とスキルの力で、カンテラやIHコンロ、魔剣といった便利でチートな魔法具を次々に開発し、領地の立て直しに取り組んでいく。さらには織姫も獣神化という、とんでもない力を手に入れており…!?書籍のみのオリジナルエピソード収録!!第5回アース・スターノベル大賞大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
8
愛猫の織姫とともに異世界転移してしまったバツイチSEの勇。イマイチなスキル魔法検査を発現させたために貧乏子爵家の庇護下に置かれることになるのだが実は…という異世界転移もの。古の魔法や魔法技術が部分的に伝えられる世界で一見パッとしなかったスキルが役立つだけでなく、勇のSE知識も生かされる展開は楽しい。民生品から軍用品まで幅広く手掛けるのも興味深い。何といっても神獣の力を得た織姫は癒し担当なだけでなく、魔物を撃破していく姿は頼もしくもあり、愛らしい。一人と一匹は世界をどう変えるのか。次巻が楽しみ。2024/09/25
りんりん
4
★★✩2025/04/27
菊地
3
魔法技術・体系をコンピューターやプログラミング技術とリンクさせるアイディア自体は先行作品が色々とあるからそういう意味での新規性は無いけど、本作における「エンジニアによる仮説・検証・実践」の試行錯誤のアプローチは割としっかりしていて楽しい。結構好き。 後はまあ、僕個人は猫が好きなので猫が活躍すると評価が甘くなるところはあります。2024/12/28
rei
1
Web既読。異世界召喚もの。定期的に異世界から人が召喚される国に、会いネコと共に来てしまう。魔法がプログラミングのようで、マクロを組む程度の自分でも試行錯誤の部分がそうそうと思えて楽しい。セルフォース、魔物討伐に行く領主なのだからガタイが良いのはおかしくないのだが、病気のために娘が代理出席から始まったから、線の細いイメージがあったので、挿絵で違和感があった。バツ1設定の必要性が謎。2024/10/19
KOU
1
Web版既読。シュターレン王国に出現した500年で28人目の迷い人(異世界転移者)であるシステムエンジニアとして働いていたバツイチ独身の松本勇(34歳)は、スキルが魔法検査(マギ・デバッグ)というこれまでにないものだったため、貧乏貴族の庇護下に置かれることになる。あとは、プログラミング知識でスキルを効率的に使って魔法具や魔剣を作って活躍するというお約束な展開(笑)。一緒に転移してきた飼い猫の織姫にも特殊能力が備わり活躍することに。428ページ。2024/09/14
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- 和書
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