出版社内容情報
王允一派が粛清され、その残党の整理に追われる皇帝と司馬懿。そんな中、李儒が孫堅の下に派遣されることに。いったい何が起こったのか!?
内容説明
王允一派を粛清し戦後処理に追われる司馬懿たち。そんな折、孫堅が列侯に任じられ、それを知り激怒した袁術は…。歴史の常識を覆し、物語はどこへ行くのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
24
孫堅が劉琦の残党に負けたと長安に情報が流れたので、それを調査しに李儒、呂布と2000の兵と共に荊州へ向かう。戦略的に成功しているのに負けたと噂を流された孫堅にとっては泣きっ面に蜂と思ったら。李儒からは長沙の太守となる玉璽が贈られる。流浪の軍閥だった孫堅にはやっと自身の本拠地が出来た事となる。さらに南荊州の政務をしなくて良いご褒美付き。それに万歳賛称していた孫堅。さらに牧としての政務は李儒が文官達を調教。名家達の粛清を行う。そんな李儒の行動の裏には漢中への侵攻への手助けでもあった。それを企画するのは司馬懿!2024/07/19
さとうはるみ
10
主人公の薫陶を受けて、傀儡から抜けでている現皇帝。だからこそ自分で親征に行けるし、苦情等が来ても流せる。それにしても名家と言われる連中は少し前までの宦官もそうだったけれどなぜ、ここまで救いようがないのだろうか?息をするように不正も中抜きも讒言も足の引っ張り合いもする。それで行動にかなり制約がかかっている。なぜ、自分から死ぬまでバトルロイヤルの世界にしてしまうのであろうか?ここまで読んでもまったく理解できない。日本人だからわからない、日本人と中国人は全然違うというのがこんなところに。2025/08/20
史
5
潰えていく過去。闇か光かわからぬ未来。2024/08/14
菊地
4
このまま主人公に教育された有能な皇帝によって世の中が平和になっていくと物語が盛り上がらないので、きっちりと今後に繋がる火種をバラまいていく。2024/07/18
tomite
2
★★★☆☆Kindle Unlimitedにて。気位だけが高い名家、名士って本当に邪魔だよなぁ。なんで何もかも自分を中心に動くと考えるのやら。周りからすれば、古い家というだけで、さして価値はないのだが。時世か。現代にもあるから、付き合いに困るんだよなぁ。劉備とその部下の某宰相に対する解釈が面白い。大義だなんだと言っているが、俯瞰して見ると、彼らの行動って傍迷惑なだけなんだよなぁ。ゲームなどで大義の為とか言っているのを聞く度に、お前が言うな!?ってツッ込んでしまうからね。2025/02/24