内容説明
狐人の王が統治するコーヤン国で、やる気なし魔導師と名高い、若き宮廷魔導師のヴェイセル。そんな彼に未開の辺境の地へ異動の命令が届く。…つまり、いきなりの左遷だった。国王に引き留められつつも、狐耳の王女様リーシャと一緒に、渋々辺境の土地へ向かうヴェイセル。そこで、魔法の才能を活かし、魔物たちと一緒に村を作り始める。ゆるかわな魔物たちと、可愛い狐耳っ娘たちと一緒の、ゆったりまったり開拓記が始まる!
著者等紹介
佐竹アキノリ[サタケアキノリ]
北海道出身。「異世界を制御魔法で切り開け!」で「第7回アルファポリスファンタジー小説大賞」特別賞を受賞し、出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シーグ
0
表紙に惹かれて購入。 つまらないかと聞かれればいいえと答えるが、では面白いかと聞かれると素直に頷けない、そんな感じ。 魔物と友好的になり、ともに暮らしていく、という内容の作品はよく見かけるが、その多くがシリアスな展開なのに対してこの作品は非常に緩い。表紙の絵が示すように、ただひたすらのんびりしている。 日常系の作品として読めばまあ十分なできであろう。 だが、主人公を鈍感にしようと無理にとぼけさせたかのような歪みがあったり、展開が雑だったりと粗が目立つところもある。 微妙に満足しきれない、そんな作品だった。2020/06/13