内容説明
クリスマス間近の東京駅。１日に１００万人を超える利用者の出逢いと別れがドラマを生み出すメガステーションを背景に、１０人の男女のそれぞれの“愛”の形を描くラブストーリー。人間不信に陥ったウェブデザイン会社社長、仙台と東京の遠距離恋愛、気になる先輩に告白できない女子大生、母親と過ごすクリスマスを夢見ている少女、余命を告げられた新幹線の運転士、４９年前の果たされなかった約束。幸せを願う男女の６つのストーリーが交錯し、クリスマスというクライマックスに向かって走り始める。毎日たくさんの人とすれ違う中で、心の底から大切だと思えるたったひとりに出逢う“奇跡”の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
24
全然季節外れに読んでしまいました。それぞれちょっとづつ繋がっていて心地よかったですq(^-^q)きっとクリスマスのシーズンに読んだらもっと良かったんだろうな～。2018/05/21
しなもん
22
お母さんが図書館で借りてたのを借りて読みました。 映画のノベライズということで文章も読みやすいです！ ノベライズ作品によくある、映画の話を文字に起こしただけという感じはせず、とてもよかったです。 お父さんの話では涙がじわじわ来ました。(二度目に外で読んだときにもじわじわ来たので要注意です笑) 今は季節真逆感半端ないですが笑、クリスマス前にまた読めたらいいなぁ〜♪ 映画も…！！ クリスマスはやっぱりとくべつな季節ですね。 ☆クリスマス×東京駅×出会い=奇跡2015/05/22
シロうさぎ
12
遠距離恋愛、不治の病、偶然の出会い、孤児院の少女など、複数の話がショートで、入れ替わり立ち代りで同時進行します。最初は話が駒切れで読みにくいと思っていましたが、何れも、内容の異なる話しにも関わらず、妙な相乗効果でどの物語にも次第に引き込まれていきます。最後は感涙でした。 「じっとしているだけじゃダメ」「勇気を出して一歩踏み出したとき、自分の物語が動き出す」のフレーズは心に強く残りました。これって、全ての事に言えることですよね。 2014/02/19
☆（´(ｪ)｀）☆
10
Xmasが近いので!涙腺弱い私は泣けたぞ!2020/12/02
えくぼパンダ
6
読みたかった本でしたが、クリスマスとは真逆な時期に読んでしまいました。設定は面白くクリスマスの奇跡的な話や軌跡的な話などがミックスしている物語でした。ノベライズということもあり軽く読めるのですが、もっと深く描写が描かれていれば良かったと思いました。でもクリスマスに起こる出来事が段階的に登場人物ごとに整理されて、連作もののように続いており読み易く楽しめました。2014/07/08
