内容説明
突然病気はやってきた!2年に及ぶ壮絶闘病記。日本感動大賞から生まれた感動ノンフィクション。
目次
第1章 私、緊急事態です!
第2章 身体の感覚がないんです!
第3章 まさに病は気からです!
第4章 車イスで生きていくんです!
第5章 再び、緊急事態発生です!
第6章 リハビリの開始です!
第7章 外泊許可が出たんです!
第8章 意地でも小学校へ行くんです!
著者等紹介
田坂真理[タサカマリ]
1973年、広島県尾道市因島で生まれ育つ。2011年4月、尾道市の小学校へ非常勤講師として勤務中、自己免疫疾患系の難病を発症。病院での闘病生活を終え、闘病記を執筆、そして出版に至る。現在も闘病の中、小学校非常勤講師として復職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
102
同じように難病と闘った方の愛とユーモア、+情の厚い小学校の先生の闘病記。正に同じような、いやもっと過酷な体験をしてきた私としては、頷き同調することばかり。改めて自分を見直す一冊となった。2014/04/13
あかは
56
途中で大分間をあけてしまった。突然難病にかかってしまった女性の闘病記。読み始めたときは、私自身の「大丈夫」の基準がゆるかった。今、のっぴきならない状態で続きを読むととても他人事には思えなかった。でも、彼女はちゃんと社会復帰した。障害は残ったけれど復帰した。私もそろそろ腹をくくらなくてはいけない。と思わされた。時間は有限だからね。2020/04/04
minsuke
22
NHKの番組で知り、手にとりました。再び教壇に立つまで大変なご苦労があったことと思います。前向きに考え、行動される姿にとても感動しました。あまり無理されず、これからも『田坂先生』であり続けてください。2014/05/23
nana&qoo
18
ノンフィクション。教師をしていた30代女性のとある病気。その前兆、発症から、治療、リハビリ等。深刻な病と、その時その時の気持ちの揺れ動きが書かれつつ、重たくなりすぎない闘病記でした。さすが先生で、文章も整理されていて読みやすかったです。以前、ユニバーサルデザインについて学んだ事がありましたが、今作では意外な事が障害を持つ人にマイナスになる事が判明。こういったナマの声を、もっと集めてブラッシュアップする必要を感じました。2017/07/03
雅櫻
11
作者が体験したことは大変なことだが、その中でも心温まるエピソードが。しかし、やはり一部は病気が作者の不安かきたて、感情の起伏をおこしている。この「ゆれ」がなんともリアルで、ひきこまれた。2013/10/31