内容説明
大学時代の同級生だった5人の仲間は40歳になった。世にいうアラフォー世代。ちょうどおり返し地点だ。百貨店の敏腕販売員、売れない俳優、塾講師、テレビで活躍する料理研究家、冠婚葬祭プランナーと、それぞれの人生を歩む彼らは、毎日を必死に生きて闘っている。若かった頃にみた夢や理想は叶っているだろうか?家族や友人を大切にできているだろうか?札幌を舞台に、悩み、戸惑いつつも、真剣に生きる5人の物語。
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える’S本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
52
現実、ナックのメンバーも徐々に四十の域に足を踏み入れていく。みんなそんなことを感じさせない若さがあるんだよなぁ。日頃の彼らの姿と重ね合わせてしまうように物語の中の彼らは生き生きしている。なんか・・・四十代が一番かっこよくってまだまだイケイケじゃんと思わせてくれた。テレビドラマとして放送するとのこと。小説がこれだけ面白いからにはドラマも期待大!!若すぎず老けすぎず、夢を叶えるのに一番近い位置にいる四十代。私もその年齢・・・後悔しない生き方を模索したくなった。ナックでまさかこんな気持ちにさせられるとは。2012/03/28
siro
43
どの話も暖かくて良い物語でした。40歳。人生の折り返し地点。私自身とも重なる年代なので応援歌のように感じました。「もう40歳」と感じるのか「まだまだ40歳」と感じるのかで日々の生活の質が変わってくると思う。まだまだこれから、頑張ろうと思える本でした。2015/05/04
そのぼん
42
以前、ドラマの方を少しだけ見たことがありました。そのためか、さくっと読めました。大学のサークルで演劇をしていた青年たちのその後を描いた作品となっていました。家庭を持って子供がいる人や、これから結婚しようとしている人などなど、学生時代同じ方向を向いていた友人たちがそれぞれの人生を送っていて、過ぎ去った時間の長さも感じました。一番最初の学習塾の先生と女生徒との話が 印象に残った感じです。2013/09/21
たぁ。
17
短編やオムニバスは、ちょっと苦手だけど、こちらは、TEAM NACSが演じたドラマとのこと。ドラマは見ていないけど、頭の中で彼らに演じてもらい、とてもおもしろく読めました。それぞれの話が最後はきちんと繋がって、HappyEnd♪いや~ん、スープカレーが食べたい!です。2019/09/20
ネコタ
16
北海道放送のドラマの脚本をもとに本にしたもの。アラフォー男性5人の人生がオムニバス形式で。ところどころスープカレーをモチーフにしている。ドラマもみてみたいなー。2014/12/28