内容説明
我が国は、その位置、地形、気象などの自然条件から地震、噴火、豪雨、台風、洪水、豪雪、津波等多くの災害が発生しやすい国土となっています。昭和37年の激甚災害制度の創設以来、すでに40年が経過していますが、災害大国である我が国では、毎年必ず激甚災害が指定され、支援措置が行われています。一方で、激甚災害制度はわかりにくいと言われているのも事実であり、誤った理解をされている事例も多く見受けられます。激甚災害制度を簡潔に、なるべくわかりやすく解説している本が欲しいという各方面からの要望に応えるため、本書を編集しました。そのため、激甚法による種々の特例措置のうち主要なものに限り収録し、よくある質問については、Q&A形式で掲載しました。
目次
1 激甚災害制度(激甚災害制度の概要;激甚災害法に基づく適用措置(本激) ほか)
2 主な適用措置の概要(公共土木施設災害復旧事業等に関する特別の財政援助;農地等の災害復旧事業等に係る補助の特別措置 ほか)
3 激甚災害制度Q&A(総論関係;政令・告示関係 ほか)
4 参考資料(激甚法・激甚法施行令―二段対照表;激甚災害指定基準 ほか)