内容説明
本書は、建築生産に携わる人々を主たる対象とした、瑕疵に関する法的責任の解説入門書を目指した。そのため、細部を思い切って省略し、できるだけ基本的かつ重要な事項について、わかりやすく説明した。
目次
１ 全体システム編（建築生産システムと建築物の質を担保する法システムの概要；建築紛争の分類；設計契約の理解；工事監理契約の理解；工事契約の理解；ＣＭ契約の理解；設計変更；アフターサービス特約・保証書と瑕疵担保責任；紛争解決の方法）
２ 瑕疵問題編（瑕疵は法的概念；瑕疵の類型；瑕疵問題の技術的側面；瑕疵の判断基準；瑕疵に対する法的責任；住宅品確法（住宅の品質確保の促進等に関する法律）
住宅性能表示制度
地盤沈下に対する責任
漏水に対する責任
騒音に対する責任）
法令
著者等紹介
大森文彦［オオモリフミヒコ］
１９５１年東京生まれ。東京大学工学部建築学科卒。現在、弁護士、東洋大学法学部教授、一級建築士。中央建設業審議会委員、中央建設工事紛争審査会特別委員、日本建築学会司法支援建築会議運営委員会委員、最高裁判所建築関係訴訟委員会特別委員、民間（旧四会）連合協定工事請負契約約款委員会委員ほか
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