内容説明
本法は、国民の政治に対する信頼を確保するため、公職にある者等(国会議員、地方公共団体の議会の議員及び長並びに国会議員の公設秘書)の政治活動に関するルールを定めたものであり、その保護法益は、公職にある者等の政治活動の廉潔性及びこれに対する国民の信頼です。本書は、こうした長い経緯のもとで議員立法として成立した本法の趣旨・内容を一般に広く知っていただくため、自由民主党、公明党及び保守党の与党三党の議員間ですり合わせて作成した多くの想定問答例や国会での審議における実際の答弁例をもとに、法律の専門家の手を借りて、これらを分かりやすく問答式の形にとりまとめたものです。
目次
Q&A(総論;主体;契約又は処分;請託;影響力行使;職務上の行為・あっせん;特定法人 ほか)
法令(公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律;公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律案趣旨説明)
著者等紹介
勝丸充啓[カツマルミツヒロ]
法務省刑事局刑事課長
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