内容説明
ふるさとの川整備事業は、従来、国や県のイニシアチブで実施されていた河川事業に地元市町村や住民の方々の参加を求めるシステムの試みとして、昭和62年度に「ふるさとの川モデル事業」として創設されました。平成8年度からは、良好な水辺空間の形成を目的に実施されていた「都市清流復活総合モデル事業」と、「せせらぎふれあいモデル事業」とがふるさとの川モデル事業に統合され、かつ直轄管理区間も整備対象に加えられ、名称も「ふるさとの川整備事業」と改められました。本書は、すでに認定された177河川の中から、事業展開が順調に行われている所や住民参加による熱心な取り組みがなされている河川を事例に、さまざまな角度から事業への取り組みを紹介しています。さらに本書では、平成5年度以降に認定されたふるさとの川整備河川の計画概要についても既刊との継続性を配慮して取りまとめています。
目次
1 ふるさとの川整備事業の取り組み(ふるさとの川整備事業の現状;事業が果たした役割 ほか)
2 人・まち・川をつなぐ工夫(川づくりにおける創意工夫;住民参加の試み ほか)
3 ふるさとの川整備計画の紹介 平成5年度以降の認定河川(旧中の川;斎川 ほか)
参考資料(ふるさとの川整備事業の実施について;ふるさとの川整備事業実施要綱の運用について ほか)