内容説明
本書は、今後バリアフリー化に取り組んでいく自治体、交通事業者並びにバリアフリーに取り組んでおられる方等に対して参考となるよう、まちづくりと連携したターミナル整備からエレベーターやトイレといった個々の設備に至るまでバリアフリーに関する先進事例を集め、分かりやすく解説したものである。とりわけ、ターミナル整備に関しては、工夫した点、苦労した点、課題をまとめ、また、エレベーターやトイレといった個々の設備については、上記ガイドライン等の内容を踏まえた解説を加えるなど、市町村による基本構想策定、交通事業者によるバリアフリー化整備を効果的に進めていくことができるよう配慮を行った。
目次
第1章 まちづくりと連携した先進的な取り組み事例(震災後のユニバーサルデザインを目指した駅(阪急伊丹駅)
地下空間が交流、往来の場として機能している駅(湘南台駅)
四国の表玄関として陸と海の交通拠点を形成(高松駅、サンポート高松))
第2章 旅客施設の取り組み事例(移動のしやすさ;案内のわかりやすさ;施設、設備の使いやすさ)
第3章 車両等の取り組み事例(通勤鉄道、地下鉄;都市間鉄道;路面電車、LRT ほか)
参考 移動円滑化された経路の確保されたターミナルの例