目次
1 要綱成立の経緯(公共用地審議会について;審議経過及び答申提出から閣議決定まで)
2 審議会の答申の概要(統一的な公共補償基準の確立について;調停手続について ほか)
3 要綱の概要(答申との関係;要綱の構成 ほか)
4 逐条解説(総則(第1条‐第5条)
既存公共施設等に対する補償(第6条‐第15条) ほか)
付録 参考資料
感想・レビュー
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かず
16
公共事業に係る損失補償においては、一般補償と公共補償という2つの理論があります。一般補償は財産権の補償。土地を売買してその代価を支払うというようなもの。対して公共補償は、公共施設の補償に際して、単に失った財産権の補償だけだと公共的機能を回復できないものに対する補償理論。機能補償。本書はその解説書。幸か不幸か以前の職場では公共補償の事例に当たらなかったのですが、今回はあるそうなので、年度初め早々に学習を済ませることにした。半分が資料編なので、読了までに思ったほど時間がかからなかった。次は漸く一般補償も読む。2023/04/10