目次
第1章 国土をグランドデザインする(我が国が迎える切迫した危機;基本コンセプト;キーワードはコンパクト+ネットワーク ほか)
第2章 対談:太田昭宏・増田寛也―全国の市町村よ、人口減少に「知恵」と「ネットワーク」で立ち向かえ
第3章 寄稿:有識者の方々から―「国土のグランドデザイン2050」に寄せて(人口減少時代を乗り越えるグランドデザイン;国土のグランドデザインの意義 ほか)
第4章 海外の事例に見るこれからの国土のあり方(シンガポール;デンマーク ほか)
付録 「国土のグランドデザイン2050」本文
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
28
2014年初出。有識者に小田切徳美教授、寺島実郎先生の名も(157頁)。信頼の1冊。これを書いている今、合計特殊出生率1.42という報道。で、冒頭から2100年に日本人口は5千万人割り込むと(図表1-1)。そりゃ、放射能漏れで健康不安じゃ、ムリだわな。逆に、驚かされたのは、沖縄県では人口増加のオレンジ色(図表1-2-11)。‘50年に米軍基地はどうなっているか? 私は生きていれば80歳。あり得んけど。’50年に高齢化率4割の日本(5頁)。2019/06/08
ja^2
4
現行の国土形成計画を見直すうえでの基本的な方向を示したものである。その根底にある問題意識は当然、今後急速に進む人口減少への対応である。▼それに対する答えは「コンパクト+ネットワーク」だという。言い換えれば「団子と串」。団子へ公共サービスを集中し、それを串でつなぐという発想だ。団子も3色団子にして、それぞれに特徴を持たせるのだそうだ。▼こうした発想は、机上の模式図では成立しても、現実に人が住む町や村に落とし込もうとすると途端にスタックする。それでもやらねばなるまい。もう危機はそこまで来ているのだから。2015/02/14
C-biscuit
3
技術士受験用に読んでみる。国土のグランドデザインは、すでに我々が直面している問題を建設的な要素で解決していく国の計画であると感じた。よく富山に行くがコンパクトシティというか小さなコミュニティーではお手本のようである。国土の話だが、すでにお手本は海外にある。先の故リー・クアンユーで最注目されているシンガポール。ルックイースト政策であったが、現在は見習わなければならないことが多くある。少子化はシンガポールのほうが進んでいる。日本が先進モデルであることは、今後ますます減っていくのだろうと感じた。2015/04/03
shinoyan
1
現在の四番バッターである私達が、見逃し三振を繰り返してはいけない2018/05/03
飯田
1
最近、花粉でくしゃみがとまらない。2050年のスギ花粉はどうなっているだろうか?その直接的な答えは載っていなかったが、国土形成のあり方として重要な視点がいくつも書かれている。きちんと準備しないといけないと感じた。2015/02/28
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- 和書
- 日本の「死」