出版社内容情報
自分には、他人に負けてしまう「弱さ」があると思っていないでしょうか。
確かに、人には長所、短所があります。でも、それは「たまたま、その時に短所だっただけ」で、ときにはそれが強みになることもあります。逆に、長所だと思っていたことが、短所に変わることもあります。
たとえば、学校の点数が高く暗記が得意なことは、学生時代においては長所となります。一方、社会に出てからはどうでしょうか。VUCAの時代と言われ、予測不可能なことが多い現代においては、必ずしもそれは長所とは呼べないでしょう。
つまり、何が長所になり、何が短所になるかは、その人がそのときに、その力をどう活かすかで、すべてが決まるのです。
本書では、根っからの内向型として、引きこもりやあがり症など、さまざまな悩みを抱えながらも、自分らしい生き方を見つけ、現在は協会の理事として活躍する著者が、「自分の特徴を、どう弱みではなく、強みとして武器にしてきたか」を解説していきます。
内容説明
ビル・ゲイツ、ザッカーバーグ、イーロン・マスク、ウォーレン・バフェット…ケタ違いの成功を収める内向型の共通点とは?1万人以上の内向型を変えたスペシャリストが逆転の方法を初公開!
目次
序章 「弱さ」で戦う戦略とは?(「意固地」を「集中力」に変える;「優柔不断」を「慎重さ」に変える ほか)
第1章 「自分らしさ」を守る(「小さな目標」でやる気を充電する“目標設定”;「ひとりの時間」で心を守る“心のセルフケア” ほか)
第2章 控えめのコミュニケーション(「聞く力+予測質問」で、話し上手を超える“傾聴力”;「ひとり作文」で表現力を磨く“表現力” ほか)
第3章 静かな思考(「分析力」を磨く「情報分析力」;「すぐ動けない自分」を仮説で動かす“仮説力”;「不安と感情」に向き合い、決断する“決断力”)
第4章 前に出ないリーダーシップ(物静かなリーダーになる“リーダーシップ”;「静かな場所」で集中する“計画力” ほか)
著者等紹介
宮松大輔[ミヤマツダイスケ]
一般社団法人あがり症克服協会理事。心理カウンセラー。NHKカルチャー話し方講師。高校の国語の本読みであがり症と敏感気質を自覚、以来、対人恐怖症に苦しむ。人前で発表がありそうなときは学校を休み、通学路では人と会わないよう遠回りして違う道を選ぶなど、人を極端に避けて生活するようになる。大学では、「環境が変われば自分も変わる」と考えたが、むしろ対人恐怖症が進行。次第に人と会うことが苦痛でしかなくなり、大学を中退。別の大学に入学するも、対人恐怖症は変わらず、引きこもり生活に。心療内科への通院や自分と上手に付き合う方法を見つけることで社会復帰。その後、一般社団法人あがり症克服協会の理事に就任。あがり症・人見知り克服のセミナー講師やカウンセリング、NHKカルチャーや自治体など全国各地での講演や執筆活動などを精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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