内容説明
皮膚の構造や機能、病気や年齢変化、そしてスキンケアまで皮膚のすべてをドイツの女医が解説した一冊。
目次
1 まるで地下駐車場―私たちの皮膚の層(地下一階表皮:死ぬために生きる皮膚;地下一階と二階の間 ほか)
2 皮膚の運命―人生に翻弄される皮膚(皮膚の一生;夏と太陽と日焼け:皮膚と光の関係 ほか)
3 性器について学ぶ(皮膚とセックス;性的興奮と病原菌)
4 食べたものが皮膚になる(皮膚を料理する;食生活と生活習慣の皮膚への影響 ほか)
著者等紹介
アドラー,ヤエル[アドラー,ヤエル] [Adler,Yael]
1973年、フランクフルト生まれ。皮膚科医。性病科医。長年、医学研究に従事した後、2007年にベルリンで医院を開業。皮膚科医のかたわら一般向けの講演会をドイツ全土で開催。わかりやすく、ユーモアたっぷりに皮膚科学を解説する女医として人気を博す。2016年に出版された『皮膚の秘密―最大の臓器が、身体と心の内を映し出す』はドイツの有力誌「シュピーゲル」のベストセラーリストでナンバーワンに輝いた。これまでに20か国語に翻訳されている
岡本朋子[オカモトトモコ]
大阪外国語大学外国語学部地域文化学科卒、ドイツ語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
66
読み友様からのご紹介です😊400ページに詰まった皮膚の情報。人間の皮膚バリアの再現は未だ不可能。皮膚は偉い!保湿クリームは必要な時、夜だけ塗る。欧州ではアジアとは正反対に小麦色が大流行。日サロに通って皮膚を老化させている人が後を絶たないとか。焼いてます!ロシア人。僅かな日光を我が物にしようと必死!スキンケアは自然に反する行為だと言いつつ、日焼け止めは必須だと。というのも焼いて肌をめちゃくちゃにする人が沢山いるのだろう。皮膚にとって週1程度の洗浄がベスト。(と皮膚が言っているらしいw)ケアをしない男性の2022/04/01
ミライ
35
タイトル通り私たちの体の最大の臓器である「皮膚」について解説された一冊(著者はドイツの皮膚科医のヤエル・アドラーさん)。400ページあり、皮膚の構造~一生のうちに皮膚がどのように変化していくか~日焼け対策~ボディケア~皮膚によい食べ物まで説明されおり、皮膚に関する多くの知識を吸収できる。いわゆる刺青(タトゥー)についても語られていて、体に刺青を入れる際には「皮膚から見るとホラー映画状態」と表現されており、この部分を読むと、たとえワンポイントでもタトゥーを入れたくなくなると思う。2022/03/21
detu
26
図書館新刊棚より。ドイツの女性皮膚科医師の書。皮膚の構造から始まって、役割、皮膚の一生。皮膚病は勿論、皮膚から見られる身体的状況、心理。圧巻は性器に纏わるエトセトラ、肌から得られる興奮、セックスまで。肌の役割わは限りなく広い。皮膚の保護メンテナンス。お肌に悩みを抱く人は多い。日焼け、入れ墨は特にご法度とのこと。皮膚に良い食べ物(ナッツ類は万能らしい)。専門用語も多く理解に苦しみながら(睡魔)も、全体的には素人にも分かりやすい話し口調で読み物として楽しみました。2021/06/30
羽
19
二〇ヵ国に翻訳された話題本!化粧品メーカーが知られたくない秘密が満載!約400ページとボリュームがあるけれど、皮膚を大切にしたいと思う方には、男女問わずオススメの本です。皮膚には自分で自分をケアする力があることがわかり、不必要なスキンケアはいらなくなります。これは読んだ人だけが手にする、美しい皮膚の秘訣です。この本を読んで、石鹸をやめ、一年中日焼け対策をしようと心に誓い、緑黄色野菜を積極的に摂取することにしました。老化は避けられないとしても、年相応の美しい皮膚でありたいです。2021/11/17
くさてる
18
ドイツの皮膚科専門医による、皮膚の話。そもそも皮膚とは、という話から、皮膚の病気、感覚器官としての皮膚、皮膚状態がもたらすものなどなど、皮膚に関するトリビアがたくさんあって、読み応えあります。ただ、ドイツの医師によるものなので、日本人の感覚からすれば「?」なところもあるかも(薬剤などについてはちゃんと注釈がついてます)。とにかく丸一冊、皮膚のお話です。2021/06/30