内容説明
税効果会計はあくまで「実務で行われる会計処理」です。だから、実際にどの情報に基づいて計算を行うのかといった点を度外視し、概論部分のみの理解に終始しても意味がありません。そこで本書では、実務で必ず直面する法定実効税率の計算、別表に基づく繰延税金資産の計算、スケジューリング表の作成といった作業についても、実作業とほぼ同様の例題・演習をまじえて、わかりやすく説明しています。
目次
第1章 税効果会計の基本を理解しよう
第2章 税金の計算方法を学ぼう
第3章 法人税等調整額を計算しよう
第4章 一時差異についてもっと知ろう
第5章 繰延税金資産の回収可能性について考えよう
第6章 注記を読むと、こんなことがわかる
第7章 税効果会計を使ってみよう
第8章 連結財務諸表の税効果を知ろう
第9章 連結納税制度だって、実は難しくない
第10章 特殊な論点についても理解しておこう
著者等紹介
大山誠[オオヤママコト]
公認会計士・システム監査技術者・公認システム監査人(CISA)。東京大学経済学部経済学科卒業。公認会計士2次試験合格後、三興監査法人に8年、あずさ監査法人に12年勤務、現在監査法人アヴァンティアに勤務。日本公認会計士協会「ITアシュアランス委員会」委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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