出版社内容情報
まるで変幻自在のシンセサイザー!
プログラミングで自分だけの楽器/生成システムをつくろう
リアルタイム音響合成とアルゴリズミック・コンポジションのための、歴史あるオープンソースプログラミング環境「SuperCollider」は、サウンドアーティスト、作曲家、研究者、パフォーマーなど、音に関わるさまざまな人々に新たな表現の可能性を提供しつづけています。
本書は、そんなSuperColliderをライブコーディングの実践者として世界で活躍する田所淳氏が、初学者にもわかりやすく実践的に解説した日本初のガイドブックになります。
SuperColliderはテキストベースのプログラミング言語なので、難しく感じられるかもしれません。しかし、本書はプログラミングの経験があまりない人でも、基本から応用までを段階的に習得できるように構成してあります。また、ダウンロード可能なサンプルコードも豊富に用意しているので、実際に音を出しながら学べるのが特徴です。
SuperColliderの自由さと可能性を実感し、音の探求をはじめましょう!
【目次】
CHAPTER 1
SuperCollider導入
1-1 SuperColliderとは
1-2 sc-140:たった140文字のSuperColliderプログラム
1-3 SuperColliderとは何か?:構成要素とその特徴、そしてその相互作用
1-4 SuperColliderのインストールと環境設定
1-5 コンピュータ音楽プログラミングの歴史とSuperCollider
CHAPTER 2
SuperColliderの基本
2-1 SuperColliderのコードを読み解く:sc140再び
2-2 SuperColliderのクライアント言語「sclang」について
2-3 sclangはじめの一歩
CHAPTER 3
サウンドプログラミングの基本
3-1 サーバーの起動
3-2 初めての音響合成:単純なサイン波の再生
3-3 音を再生したままで変化させる
3-4 デジタルオーディオの基本:音をコンピューターで扱うために
CHAPTER 4
楽器を作る
4-1 音を混ぜる(ミキシング)
4-2 音量調整
4-3 エンベロープ:音量の時間変化
4-4 SynthDefを用いた楽器の作成
CHAPTER 5
さまざまな音響合成
5-1 加算合成(Additive Synthesis)
5-2 変調合成(Modulation Synthesis)
5-3 減算合成(Subtractive Synthesis)
CHAPTER 6
サンプリングとプレイバック
6-1 サウンドファイルのダウンロード
6-2 バッファ:サンプルの器
6-3 サンプルのプレイバック
6-4 リアルタイム・レコーディング
6-5 グラニュラーシンセシス:サンプルの再構築
CHAPTER 7
シーケンスとパターン
7-1 ルーチン(Routine)によるシーケンス
7-2 パターン(Pattern)の導入:宣言的なシーケンス記述
7-3 イベントパターンPbindによる高度なシーケンス
CHAPTER 8
ライブコーディング
8-1 JITLibの基本概念
8-2 ライブコーディングの実践

              
              
              

