出版社内容情報
これからはじめる人も、学び直す人も。
「デザインのそもそも」を知る全15講
今いろいろなかたちをしている「デザイン」のそもそも、皆さんはご存知でしょうか? 本書はデザインをリベラルアーツ(さまざまな視点をもつための基礎教養)として学んでゆく内容です。細分化した各分野へつながる助走として、デザインに関心のあるすべての人に読んでほしい一冊です。各論に通底する普遍的なデザインの基礎を共有し、自信をもって自身の専門性を極めていけるように。まだ未分化のデザイン。その正体を咀嚼していきましょう。
本書は4つの部をまたぐ全15講のかたちで構成されています。
第1部 デザインのそもそも|デザインを定義する
「デザインって、そもそもなんだろう?」 デザインという行為について、身近な話からはじめ、そこから事例を参照しつつ、ひとまずの「デザインの定義」を試みます。
第2部 デザインのしつらえ|情報の構造
デザインと情報は不可分です。ここでは視覚情報とわたしたちの関係を考察しながら、これがどのような構造で成り立っているかについて紹介してゆきます。キーワードはヴィジュアルコミュニケーション、メディア、情報設計、タイポグラフィ、そしてグリッドシステムです。
第3部 デザインのこれまで|歴史と価値形成
デザインの良し悪しとは、いったいなんでしょう。わたしたちが漠然と共有しているデザインの価値は、長い時間のなか形成された結果です。ここでは歴史背景を紐解き、視点を大小しながら、いま「あたりまえ」にあるデザイン、その理由について考えてゆきます。
第4部 デザインのいとなみ|ワークプロセスと実践
これらをふまえて、デザインの実践を想定しながら、デザインワークの過程や段階、マインドセットを紹介してゆきます。アイデアやリサーチ、プロトタイピングとの向き合い方のヒントも示します。
内容説明
これからはじめる人も、学び直す人も。デザインのそもそもを知る全15講。リベラルアーツとしてのデザイン入門。
目次
第1部 デザインのそもそも デザインを定義する(第1講;第2講 ほか)
第2部 デザインのしつらえ 情報の構造(第4講;第5講 ほか)
第3部 デザインのこれまで 歴史と価値形成(第8講;第9講 ほか)
第4部 デザインのいとなみ ワークプロセスと実践(第12講;第13講 ほか)
巻末資料
著者等紹介
中村将大[ナカムラマサヒロ]
デザイン/デザイン教育。帝京平成大学助教。桜美林大学非常勤講師。1983年福岡生まれ。筑陽学園高等学校デザイン科、東京造形大学造形学部デザイン学科を経て、武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業。朗文堂新宿私塾修了。2009年から2021年まで東洋美術学校デザイン研究室講師。産学連携・デザイン教育プログラムの設計にも携わる。2021年より帝京平成大学人文社会学部人間文化学科メディア文化コース所属。2024年より桜美林大学芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修非常勤講師を兼任。社会人を対象とした講座などもこれまで多数担当。大林寛(OVERKAST.Inc/´EKRITS)との協働プロジェクト『デザインのよみかた』では、デザインの基礎課程をプロトタイピング中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。