内容説明
とまらないグローバル・データ資本主義の背後でテクノロジーがフェイクも欲望も消費も加速させる時代に、わたしたちはどこに立ち、何に着目すれば持続可能な世界をつくることができるのか―“ユーザー”“人間”のその先を見据えた幾多の思索とコンテキストが照らし出す、デザインと社会、理論と実践の接地面。最前線のデザインリサーチ99事例を紹介!
目次
1 AFTER‐GLOBALISM アフター・グローバリズム(Diversity ダイバーシティ―共創を通したインクルーシブなデザイン;Public パブリック―状況のなかにロジックを見つけ、仕組みをつくる;Mobility モビリティ―国境を越える「意地悪な問題」に対峙するデザイン)
2 NEXT‐NETWORK ネクスト・ネットワーク(Archive アーカイブ―人と物と世界を往還する;Protocol プロトコル―コミュニケーション経路をデザインする;Fiction フィクション―現実と虚構のインターフェイスをデザインする)
3 POST‐ANTHROPOCENE ポスト・アントロポセン(Algorithm アルゴリズム―アルゴリズムが統治する時代における機械中心主義のデザイン;Sustainability サステナビリティ―地球の有限性と共にデザインする;Inhuman インヒューマン―ポスト・アントロポセンにおける非人間たち(動物、地球、機械)との共創)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みね
1
スペキュラティブデザインのプロジェクトをするにあたって購入した。 さまざまさな事例が一覧でみれる網羅性と、スペキュラティブとはなにかというコラムのような文章がありボリュームのある内容だったと思う。 作品に至るまでの過程や思考法、ひとつの作品のより詳しい内容について知りたい人には長谷川愛さんの赤い表紙の本をおすすめする。2020/10/04
れいえん
0
scary beautyの部分が印象的 2024/12/04
doji
0
コミュニティデザインのような領域からメディア、バイオアートまで幅広く、人新世を一つの時代の区切りとしてデザインの現在進行形の変化をまとめた本として意義深い。とにかく社会は変わっている。そのなかでデザインの役割もデザイナーの態度も変化が求められている。その有り様はこんなにも多様なのだということを、きちんど作品と実践とともに知れるのはいい。あと巻末のパオラ・アントネッリのインタビューは日本語で読めるのは貴重な気がする。彼女の仕事をまとめた本もほしい。2024/09/10
Erikom
0
たくさんの事例の中から気になったところを見た。宇宙旅行でキノコ由来の靴履きたい。きのこに守られたい。2023/01/09
mutsuono
0
前半ワクワク、後半胃もたれ。問題提起ばかりで疲れてしまった。2019/09/21
-
- 和書
- あるあるデザイン