内容説明
ライトノベルのデザイン事例集。71作品もの優れたデザイン事例から、作品を引き立てるためにどんな工夫やアイデアを盛り込んでいるのかポイントを解説。作品のファンはもちろん、イラスト・タイトルロゴを扱うデザイナー・同人作家必携の一冊。
目次
01 架空のライトノベル―ライトノベルのカバーができあがるまで(コミカルな異世界ファンタジー(柊椋×堀泉インコ)
青春系SF(世古口敦志×きーくん)
日常系ミステリー・サスペンス(團夢見×爽々))
02 ライトノベルカバーの事例集(Cute;Pop;Stylish ほか)
03 無料で使えるフォント集(角ゴシック体;丸ゴシック体;明朝体 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
70作品以上のライトノベルやライト文芸作品の事例を掲載し、出版社・レーベルの垣根を越えたライトノベルのカバーデザインを紹介した一冊。作品を「Cute」「POP」「Stylish」「Natural」「Mysterious」に大別し、実際に携わったデザイナーによるアンケートをもとにイラストを活かしてどんなイメージでデザインしたのか、ポイントを押さえたコンセプトの解説はとてもわかりやすくて良かったです。ラノベはイラストに目が向きがちですが、普段あまり意識することのないデザイナーの仕事がとても興味深く読めますね。2018/07/29
tomosaku
10
考えられてるなー、考えられてる。デザインって直感的なものなんだけど、実は様々な背景や物語やロジックの集大成で、その解説本としても面白い。実際に発売されている本はもちろん、架空のラノベ表紙デザインでそのプロセスが可視化されてるのも良い。文字のレイアウトとかは自分にも知見があるが、飾りの作り方やあしらい方は勉強にもなる。そんなにラノベの表紙を見てきたわけではないが、やはり新潮文庫nexの川谷さんのデザイン以降で変わっている感を感じたり、事務所やデザイナーで癖が出ているのを見るのも楽しい。2018/08/11
参謀
2
みなさん大好きのラノベの表紙デザイン紹介本。ラノベと言うと表紙でほぼ決まると言っても過言ではないジャンルの小説であり、失敗は売上の減少を招きます。大昔はイラスト&タイトルはイラストレーターが一緒に作画していると思い込んでいたのですが、ちゃんとデザイナーがいるんですよね。分業です。イラストだけに、タイトルのフォントや配置などを変えたものなど比べて見れるので、なるほどな~と思って見れます。こういった仕事に就きたい人にもお勧めだと思います。それに表紙が大判で見れたのもよかったです。2018/10/10
りのん
2
実際に発売された70作品以上の表紙を例に、タイトルロゴなどデザイナーが意識したポイントを説明したり、イラストのみの状態から実際にどのような工程を経てデザインが完成するのか紹介している一冊。掲載されている作品のほとんどが2017年〜と、主に最近発売されたものが多いです。自分が読んでいた作品での、デザイナーが意識したポイントや実は細かな配慮がされていたことなど知れて、面白かったです。個人的にな表紙デザインが好きだった「尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る 」の説明があったのが嬉しかったですね。2018/07/24
ころた
1
ゴシック体と明朝体を組み合わせたロゴや、背景にフォントを使うなど勉強になることが多かった。あと作字って凄い。今度挑戦してみようと思う。2018/08/29