出版社内容情報
内容説明
シロという犬も、実験動物にされた犬だ。若くて、元気で、人なつこいシロは、保護された犬の中から選ばれてとうとう、実験動物にされてしまった。保健所から、動物管理事務所へ送られ、千三百円で、ある国立病院の実験施設に、実験犬として買われていったのだ。No More動物実験!一匹の白い犬が人々の心を動かした!『ハンカチぶんこ実験犬シロのねがい』を、一部加筆修正の上、リサイズ編集。
目次
ぐっしょりぬれた赤ちゃん犬
犬を飼うこと
もらい手さがし
チビのゆくえ
保健所で
悲しい目をした犬たち
実験に使われる動物たち
実験動物への鎮魂歌
檻の中
おかしな犬たち
救出
がんばろうね シロ
まごころが通じた
聖なる夜に
メリーの手紙
人間と動物
著者等紹介
井上夕香[イノウエユウカ]
東京都生まれ。1975年『ハムスター物語』で毎日新聞児童小説新人賞に入選。1992年『魔女の子モッチ』(学習研究社)で、小川未明文学賞優秀賞、『星空のシロ』(国土社)で、けんぶち絵本の里びばからす賞、青少年読書感想画コンクール優秀賞1位。『実験犬シロのねがい』2011年度青少年読書感想文全国コンクール毎日新聞社賞
葉祥明[ヨウショウメイ]
熊本県生まれ。1990年「風とひょう」でボローニャ国際児童図書展グラフィックス賞受賞。96年「難民を助ける会」の地雷撤去キャンペーンに参加。キャンペーン絵本「サニーのおねがい 地雷ではなく花をください」、翌年「サニーカンボジアへ 続・地雷ではなく花をください」を出版。神奈川県北鎌倉に、葉祥明美術館がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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