内容説明
温故知新―教育荒廃が叫ばれて久しい今、敗戦前の道徳教科書から学ぶことはないだろうか。楽しい神話や歴史上の人物、日本の美しい風物を題材に、人として、社会人として、国民としてどのようにあるべきかを学べる!日本国民として最低限知っておくべき、日本の国柄ともいえる神嘗祭などの皇室行事、その意義などが自然と身につく!国民学校初等科3年生~6年生用「道徳教育」の教科書を読みやすい現代仮名遣いで復刊。原書から再現―挿絵、写真、図版。
目次
目録(教育に関する勅語;青少年学徒に賜わりたる勅語)
初等科修身1(三年生用)(み国のはじめ;春 ほか)
初等科修身2(四年生用)(春から夏へ;「君が代」 ほか)
初等科修身3(五年生用)(大日本;佐久間艇長の遺書 ほか)
初等科修身4(六年生用)(大御心の奉体;私たちの家 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もげ
2
戦時中の修身の教科書。小学3年~6年の現代仮名遣いになっている。ストーリーは無く、様々な項目を紹介している。 6年生の所では、やはり国策として日本を守る、軍人として働く、等が出てくる。 日本は神の国、万世一系の天皇、というのはずっと貫かれている。 野木将軍の子供のころ、嫌いな食べ物があると、ずっと同じものが出された。というところがあった。母がそんな話をしていたなぁ。2025/11/12
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戦後教育を受けた日本人がこれを読めば、殆どの人は違和感を持つ。そのように子供の頃に教育されているからだ。一方、戦前に修身として皇国の道を教わって来た子供たちは、戦後GHQに否定されるまでこれをアイデンティティとしたのである。げに思想教育というものは社会を形作る上で極めて重要だと、ある意味戦慄した。というのは、我々ですら現代の思想の洗脳を受けていると分かるからだ。とまれ、解説者の言葉に耳を傾けたい。修身から偏った思想を濾過し、社会生活を円滑に続けていくことに必要な徳目を個々人が学べれば良いのではないか。2023/06/17




