内容説明
元国際派ビジネスマンによる分析と海軍中将の手記が明らかにした戦争の真実!アメリカの日本への狂気はどこから生まれたのか―。
目次
第1部 戦争の原因を複眼的に理解する(宗教が戦争の原因となるメカニズム;世界史の中で日本はどのような位置にいたか;日本はどのように戦争に巻き込まれたか)
第2部 日本人が歴史戦で「負け続け」る理由(日中戦争の分岐点;日米戦争はなぜ起きたか;日米開戦から終戦へ;東京裁判の非合法性と、アメリカの狙い;日本国憲法;慰安婦問題;日本人と欧米人の法意識の違い)
著者等紹介
関野通夫[セキノミチオ]
昭和14年鎌倉市生まれ。昭和39年東京大学工学部航空学科卒業後、本田技研工業株式会社入社。工場勤務後、フランス5年半(技術部長)、イラン2年(合併会社の代表)、アメリカ9年(ホンダ関連会社現地法人執行副社長、社長)として駐在。その他、東アジア、ブラジルの海外生産活動の責任者を務める。平成13年退職、実務翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
△題名と内容が一致していないようにも思えましたし、内容も「ああそう考えているんだ」という話でした。2022/11/01
hk
19
「ポーランド王国はユダヤ教徒の受け入れを1300年代に開始。だからポーランドには多くのユダヤ教徒が集まってきた。しかし1795年にロシア、プロイセン、オーストリアによってポーランド分割がなされ、ユダヤ教徒の庇護者がいなくなる。そこからゲットーに集住していたユダヤ教徒に対しポグロムやホロコーストと呼ばれる弾圧が激化していく」本書を読んで最大の収穫がこの情報だ。なるほど、確かにロシアとドイツでユダヤ教徒への弾圧が酷かったと聞く。若干逆説的ながら、それはある程度ユダヤ教徒が集住していたからこそ可能となった訳だ。2019/09/11
Hiroki Nishizumi
7
表題が内容と合っていない。欧米というか白人と日本人との文化や価値観の違いを著者が感じて歴史的背景を少し調べたエッセイ。悪くはないけど優れたものでもない。2019/11/04
Yoh Sano
1
一神教が戦争を起こす理由はなかった気がした。ざっくり一神教は他の神を認めない部分はあるものの、現代ではそれが答えではないのは明らか。この本はどちらかというと日本の保守的な内容が記載されてて、第二次世界大戦における日本は悪ではないことを主張している。2025/04/14
しゅう
0
日本の国教がキリスト教にならずに、一神教にならなかったのは、当時の日本が先祖を崇拝する文化があった事や天皇陛下が神として崇められていた事や、イエズス会などが焦って強引に広めようとした事があったから。 一神教になると、自分が信じる神が絶対で他の宗派は悪だと排除する事から戦争が勃発する。 2019/06/02