出版社内容情報
生きて帰る。そのための「知識」と「技術」を、一冊に。
火災現場では、判断の遅れが命取りになります。
本書は、消防士が屋内進入前・進入中・退避後に「何を見て、何を考え、どう動くか」を体系的に学べる実践的テキストです。
■ 第1章 火災現場における危機管理の哲学
現場で生き残るための思考の軸として、消防士の安全確保理論『PROTECT』を解説。
Phase(フェーズ判断)、Resource(部隊運用)、Observe(状況把握)、Tactics(戦術)、Equipment(資機材)、Communication(通信)、Time(時間管理)の7項目を通じ、「なぜその判断が必要か」を根拠とともに学べます。
■ 第2章 消防活動のフロー
119番覚知から鎮圧までの活動全体を俯瞰。国際的な評価指標『BE-SAHF』を用いた火災状況の読み取り方や、フェーズに応じたサーチの切り替えを実戦的に整理しています。
■ 第3章 屋内検索・救助の実技
ダックウォークなど低姿勢移動の基本から、ロープ運用・検索隊形・大規模空間でのラージエリアサーチ・夜間活動の留意点・要救助者搬送技術まで、11の実技項目を網羅しています。
■ 第4章 屋内検索・救助のための資機材
ハリガンツール、サーチバッグ、PASS、スモークカーテン、TICなど、内部進入に不可欠な資機材の特性・選定・運用方法を詳しく解説します。
「自分の命は自分で守る」――その原則を現場で実践するために必要な知識と技術を凝縮。
訓練の質を高めたい隊員から、部隊の安全管理を担う指揮官まで、すべての消防士に届けたい一冊です。
【目次】
第1章 火災現場における危機管理の哲学
【1】 火災現場でのリスクアセスメント
【2】 火災現場での検索救助と人命優先の原則
【3】 消防士の安全確保のための理論『PROTECT』
? P:Phase(フェーズ)
? R:Resource(リソース)
? O:Observe(オブザーブ)
? T:Tactics & Technics
? E:Equipment(エクイップメント
? C:Communication(コミュニケーション)
? T:Time(タイム)
第2章 消防活動のフロー
情報収集
BE-SAHFによる評価
フェーズに応じたサーチ(消防活動フロー)
第3章 屋内検索・救助の実技
01.屋内進入の目的と計画
02.隊員の体勢とポジション
03.検索の段階別アプローチ
04.検索隊形とロープ運用
05.ロープを使った合図方法
06.指向性検索(オリエンテッド・サーチ)
07.スプリット・サーチ(分割検索)
08.多層階建築物の検索箇所の優先順位
09.Large Area Search(ラージエリア・サーチ)
10.夜間における検索活動の留意点
11.ドラグ・キャリー・リフト/レッグ・ロック
第4章 屋内検索・救助のための「資機材」



