出版社内容情報
戦って勝利するための術策である「戦術」。古来から多くの指揮官たちが、敵軍に勝利するため戦術を駆使して戦ってきた。レウクトラ、ガウガメラ、カンネー、ヘイスティングズ、クレシー、イエナ・アウエルシュタット、そしてアルデンヌ、スターリングラード…鮮やかな勝利は後世の我々にも大きな感銘を与えている。
本書では、陸戦においての戦術の基礎、すなわち包囲、迂回、突破、防御、追撃、遅滞、電撃戦、遭遇戦などの概念について解説し、さらに古代から中世、近世、ナポレオン時代の各時代の具体的な戦術について、イラストを交えて詳解していく。
【目次】
■第一部・各種戦術の基礎知識
戦略・作戦・戦術と包囲その1
包囲その2
迂回
突破
電撃戦
防御その1
防御その2
追撃と遅滞
遭遇戦
■第二部・古代・中世・近世の陸戦戦術
古代の戦車戦
古代の騎兵戦術
古代の歩兵戦術その1
古代の歩兵戦術その2
共和制ローマの軍隊
帝政ローマの軍隊
古代西洋の攻城戦
寡をもって衆を撃つ
中世の騎兵戦術
中世の歩兵戦術
近世軍隊の戦術
ナポレオン時代の戦術
■付録・白紙戦術集
状況判断の研究
渡河攻撃の研究