出版社内容情報
いま秘境駅は旅の大きな目的のひとつになりつつありますが、それはすなわち絶滅危惧の惧れがある駅といえます。でも、レッドファイルに含まれてしまう、存続の淵に立っている駅はほかにもたくさんあります。なぜ?と思われる都会の駅にも、ひっそりと消えてしまう可能性があるのです。なくなる(なくなりそう)なのかを解き明かしながら、危ない駅の現在の立ち位置を見ていこう。
内容説明
札幌、横浜、稚内…こんな駅もレッドファイル入り!?
目次
第1章 もうすぐ廃止されてしまう駅(秩父別(JR北海道留萠本線)
目名(JR北海道函館本線) ほか)
第2章 いつなくなってもおかしくない秘境駅(小幌(JR北海道室蘭本線)
板谷(JR東日本奥羽本線) ほか)
第3章 いつしか時代に取り残された駅(折渡(JR東日本奥羽本線)
奥新川(JR東日本仙山線) ほか)
第4章 駅はなくならないかもしれないがレッドファイル入りの駅(稚内(JR北海道宗谷本線)
札幌(JR北海道函館本線) ほか)
著者等紹介
池口英司[イケグチエイジ]
1956年(昭和31年)、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。鉄道雑誌の編集者を経て独立。鉄道や鉄道模型、旅行関連など、幅広い分野で活躍を続けるフリーランスのライター・カメラマン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
地域発展が鉄道需要を生む 鉄道救済の特効薬なし 21世紀も鉄道衰退続く 秘境駅ブーム発信源 遠隔地の景色を求めて旅 楽しい鉄道修行 少客でも駅維持は責務 峠越えにスイッチバック必須 沿線住民の生命線 山里鉄道に風情を求める 鉄道の真価が問われる 複数駅が路線の価値 駅維持費は利用客数不釣合い 事業者と利用者の信頼関係 自家用車依存の増加 金勘定と事業縮小が業務 非採算切捨ては拙劣 駅は生活空間の中心地 装飾で小駅の魅力向上 駅名に地域文化反映 国鉄マンはダイヤ厳守 廃線は地域の死活問題 時を感じる旅の形2025/04/26