出版社内容情報
1960年代の国鉄では、都市部と郊外とを結ぶ3扉・セミクロスシートの直流近郊型電車として111・113系と115系という電車が開発されました。115系は勾配や寒冷地にも強い仕様で、広範囲に投入されました。2010年を過ぎても各地で走る姿が見られましたが、ここ数年で急速に引退が進み、現在も残るのはJR西日本の岡山・下関地区と、しなの鉄道のみになりました。
本誌では、レールファンから動向が注目されている115系を詳しく紹介。詳細なメカニズム解説と、しなの鉄道に所属する115系S3編成(湘南色)の撮り下ろしディテール解説、さらに形式・番代解説など充実の内容です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
115系の本は多数出ており、111系・113系・交直流近郊型の本よりも多い。115系は東北・北関東・甲信越・東海・山陽で使われ、113系よりも範囲が広かったのだろうか、それとも最後の国鉄形鋼製近郊型電車として注目が途切れないためなのだろうか。この本では、113系に抑速ブレーキをつけたのが115系、ではなく、115系から抑速ブレーキをなくしたのが113系と、国鉄時代の資料から推測して見ているが、それに関する資料自体がほぼ残されてないため真相はわからないようである。1000番台の耐寒耐雪装備は強調してる。2025/04/23
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