出版社内容情報
都道府県の境である「県境」。
そこはただの境目ではなく、“なぜそこが境目となったのか”というさまざまな理由が存在します。
本書は、著者が現地を取材したからこそわかったその理由を紹介します。また全スポットに地図を掲載しているので、県境の場所がひとめで分かります。写真もあわせて掲載しているので、実際に県境を旅しているような気分になれます。
47都道府県すべてのスポットを紹介しており、日本全国どの地域にお住まいの方でも身近に感じられてお楽しみいただくことができます。
目次
県境番号とは?
第1章 北海道・東北
第2章 関東
第3章 中部
第4章 近畿
第5章 中国・四国
第6章 九州
著者等紹介
西村まさゆき[ニシムラマサユキ]
1975年鳥取県生まれ。高校卒業後上京。編集プロダクションに10年勤務。2010年よりフリーライター。Webメディア『デイリーポータルZ』レギュラー連載中。とくに歴史、地理、地図など社会科に関する記事が多い。その他『国語辞典ナイト』『路線図ナイト』などのイベントも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まるぷー
21
興味深い内容でおもしろかった。車で少し遠出して走っていて県境を跨ぐとおっと感激することがある。現在の県境は旧藩領地が明治時代の廃藩置県によりほとんどそのまま設置されている県が多い。中には社会的な住民の事情や地形の問題から多少変わったところもあるらしい。特に興味深かったのは、北海道には函館、札幌、根室、青森の4県が当初あったことだ。京都市と大津市が県庁(府庁)所在地同士が市街地で県境を挟んでいる。商業施設やホテルの中に県境がある県など。また、和歌山県の村がポツンと三重県に飛び地として存在も面白い。2025/04/03