出版社内容情報
オオカミに対する関心が高まる昨今、狼信仰の影響を色濃く遺す狼像を求めて、関東はもとより東北、関西など各地を訪ねて写真と文章で表現した渾身のフォト・ルポルタージュ。
各地に遍在する狼像の存在に関心を抱いた「旅する写真家」が、実際に現地を訪ね、徐々に日本人とオオカミ=大神との関わりの深さに目覚めていく体験を、読者は追体験できるだろう。
軽妙な文章と、情緒あふれる多様な狼像の写真でめぐる、失われたニホンオオカミの記憶を掘り起こすユニークな旅の記録となっており、読者が狼像を訪ねるガイドブックとしても役立つ。
2019年に刊行されたのち入手困難になっていた『オオカミは大神』(天夢人)をベースに増ページして再編集、新編として再刊行しました。
追加項目 「狼像鑑賞術」「鳥取県・船上神社の狼祭り」
Amazon予約特典 限定デジタル写真集『狼の呼び声』
内容説明
ニホンオオカミは大神として今もわれらを護り続ける!各地に遍在する狼像の存在に関心を抱いた写真家が、実際に各地を訪ね歩いた渾身のフォト・ルポルタージュ。入手が困難だった旧版を増補再編集した新編の登場!
目次
1 オオカミとの出会い(椋神社のオイヌゲエとは?;狼の棲む秩父桃源;オイヌゲエをハシゴする;お犬さま信仰の三峯神社と武蔵御嶽神社)
2 狼像の聖地へ(「ニホンオオカミ」から「お犬さま」へ;関東平野の狼像;奥多摩のユニークな狼像;七ツ石神社の再建プロジェクト)
3 大神への祈り(岐阜県と静岡県の狼信仰;東北地方の狼信仰;西日本の狼信仰;船上神社の狼送り)
著者等紹介
青柳健二[アオヤギケンジ]
1958年、山形県生まれ。メコン川流域の少数民族、棚田、犬像など、独自の視点で旅を続け、作品を発表し続ける「旅する写真家」。2006年、棚田学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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