出版社内容情報
全国で活躍する普通列車のバリエーションを徹底紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
7
2025年2月で「JR」発足からの期間が「日本国有鉄道」の発足から分割民営化までの期間を超えた。すなわち「JR」の期間のほうが長くなった。国鉄は日本の鉄道史の中でも一時の特異な時代だったのだろう。そういうわけで、国鉄を超越したJRになって以降の車両ばかりで占められるようになり、国鉄形車両は「風前の灯火」状態の形式が多い。表紙こそ103系だが、103系が使われているのは、表紙の筑肥線と、JR西日本の加古川線・播但線だけである。しかも2~3両だからあの超大編成は見られない。113系のほうがさらに絶滅危惧種だ。2025/03/06
えすてい
5
巻頭新車特集はJR東日本鶴見線用E131系。運転室の写真もある。E131系初の狭幅かつ非貫通という新鮮さもある。次の表紙特集はJR九州103系1500番台。福岡市地下鉄乗り入れから退き筑肥線西半分のローカル輸送に徹している。自分がかつて福岡市地下鉄で何度も乗った車両、懐かしさはひとしおだ。運転室写真もあり、最後尾で遮光幕を開けて車掌と運転台を眺めた思い出が蘇る。本書によると、電気系統の関係でATCは残してはいるが使用停止中、方向幕にも地下鉄のものも残されているが、ただもう地下鉄に乗り入れることはない。2025/02/28