内容説明
駅の改札内や駅ビル、駅地下街で営業する数多の飲食店。その中には、酒類の提供を行うところも少なくない。こうした“駅酒場”は、なぜ駅ナカにあるのか?街なかの酒場と何が違うのか?本書は、駅そば研究の第一人者である筆者が、駅ナカグルメの見地から、全国の駅にある酒類の提供を行う飲食店をリサーチ。つまみの料理や店の雰囲気、スタイルや立地などあらゆる観点から多角的に考察を加えることで、全国の“駅飲み”事情を詳らかにしてゆく。酒好きも鉄道好きも必読の、今までになかった“駅酒場”研究本!
目次
第1章 北海道・東北の駅酒場
第2章 関東の駅酒場
第3章 中部の駅酒場
第4章 関西の駅酒場
第5章 中国・四国の駅酒場
第6章 九州の駅酒場
著者等紹介
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
1973年埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。駅そば、道の駅、日帰り温泉など旅にまつわる様々なB級要素を研究し、独自の旅スタイルを提唱する“旅のスピンオフライター”として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
78
想像以上に愉しくみっちりの本であった。鈴木氏は、長年駅構内で営業する蕎麦店、駅そばの研究をされているという方。駅酒場とは、駅ビルや駅付属の地下街を含む広義の駅ナカの酒類提供のお店との事。ここに記されている割の駅は行った事あり、半分はあそこかとか行った事あるお店となる僕には請け合いであった。感想等も正に響く。それだけでなく、駅の成り立ちや電車の事、酒の事と幅広く愉しい読書タイムとなったのである。旅好き・鉄道好き・出張多いという方にはおすすめしたい一冊。2025/03/09
緋莢
18
図書館本。「駅ビルや駅に付属する地下街を含めた広義の駅ナカで営業する、酒類の提供を伴う飲食店」のことをこの本では〝駅酒場”としていて、<改札の内外は問わず、駅ビルや駅直結の地下街まで含める>との事。日本全国、様々なお店を紹介していて、小さいですが写真も掲載されています(巻頭の写真は大きく、カラーで掲載されており、本文内もこれだったらなぁ…)。山形新幹線の高畠駅にある「駅のやきにく屋さくらんぼ」は お金がかかってもいいから米沢牛が食べたい人、ほどほどの良質の肉を食べたい人、安くお腹いっぱい食べたい人(続く 2024/11/10
tetsubun1000mg
12
筆者は73年生まれ中大文学部卒で、全国の駅そば、駅ラーメン、道の駅などの著書があるらしい。 青春18きっぷを使って全国の駅を訪れて取材したという足で稼いだ「駅酒場」情報が満載の一冊。 エキナカで酒が楽しめる店を実際に探してビール、日本酒、ハイボールなどと手ごろなつまみと一緒に飲んで味をリポートしているのだが4,5ページで写真も多いので楽しめる構成になっている。 北海道から九州の熊本、大分、鹿児島中央駅まで最新情報が掲載されていて使える内容。 筆者が駅そばと駅酒場は性格が良く似ているいう説には納得です。2024/02/10
きゅー
8
駅そばに詳しい著者が書く駅酒場の本。本書での駅酒場は「駅ビルや駅に付属する地下街を含めた広義の駅ナカで営業する、種類の提供を伴う飲食店」とのこと。北は根室駅から、八戸駅、立川駅、浜松駅、大阪なんば駅、博多駅と縦断する。冒頭で几帳面に駅酒場の定義が書かれているなど、著者は非常に几帳面。軽い読み物としても楽しめるけど、各種資料集としても利用できる価値あり。2024/02/27
niz001
5
戸倉駅のろくもんの停車に合わせてホーム側に開設したっての良いなぁ。京阪あんまり使わないので京橋の七津屋の存在ついこないだ知ったんよ。浪花そば経営母体変わってたのか。2023/12/23