出版社内容情報
祓い屋。あるいは祓い師。耳慣れない言葉だ。それは神社ではとても祓えない霊を対象にお祓いをする者のこと。神社の祈祷以外にも様々な方法を用いて怨霊と対峙する者のこと。心霊現象の解決を専門とする者のこと。そんな稀有な職業に就いたひとりの男性、有馬一氏に、怪談蒐集家である正木信太郎氏が集中取材を敢行して完成したのが本書だ。そう、祓い師有馬一氏は架空の存在ではなく実在する。正木氏からの取材の申し入れに当初はそれはそれは嫌そうな顔で難色を示した有馬氏ではあるが、何度もコンタクトを取るうちにどうにかお祓いの現場に同行を許可され、さらには過去の経験談も聞かせてもらった。「どれも本当に貴重なもので、怪談作家をやっていてよかった」と正木氏は感動したという。あるときは正攻法で、またあるときは邪道ともいえる奇策で悪霊と対峙する祓い屋・有馬一の怪奇譚。楽しんでいただけたら光栄だ。
内容説明
怪談蒐集家が戦慄した実在する祓い屋の世界。
目次
序章
祓い師 有馬一
邂逅
真似する少年と祓いの行き先
新築の怪
痣の顛末
無医村のまじない師
隙間の先は異界
著者等紹介
正木信太郎[マサキシンタロウ]
昭和49年生。怪談作家、怪談師。怪談イベント「寄り道怪談」主宰、座談会イベント「雲隠れ怪談会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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