内容説明
ルッキズムの呪いと20年近く闘った30代女子が綴るありのままの自分でいるためのラブレター。社会が決めたカワイイにあてはまらないとダメなの?
目次
第1章 容姿でこんなにも変わる世界―小学生~社会人(コンプレックス編)(「デブスパッツ」という衝撃のあだ名;漫画のヒロインとは真逆なオタク中高生 ほか)
第2章 本当にそれが「美しい」?―アメリカ~インド&スリランカ(気づき編)(「君は細いが、セクシーじゃない」;いろいろなスタンダード・ビューティー ほか)
第3章 いざ、社会起業家に―起業準備~誕生(kelluna.のタネと芽吹き編)(アニメのキャラに背中を押されて;アパレル?物販?経営??? ほか)
第4章 「より笑顔になれる社会」を目指して―そして今(日本で生きる現在編)(世界に一つだけの取扱説明書;「いい女」ってなんだよ ほか)
著者等紹介
前川裕奈[マエカワユウナ]
1989年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。三井不動産に勤務後、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にて国際関係学の修士号を取得。独立行政法人JICAでの仕事を通してスリランカに出会う。後に外務省の専門調査員としてスリランカに駐在しながら、2019年8月にフィットネスウェアブランド「kelluna.」を起業。現在は、日本とスリランカを行き来しながらkelluna.を運営するほか、企業や学校などで講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Jas
6
あまり期待せずに手に取ったが、なかなか良い本だった。ルッキズムに縛られている人もそうでない人も、ルッキズムについて考えるきっかけとして手に取って欲しい。2024/04/17
Humbaba
3
幸福に対する考え方によって、人は幸せにも不幸にもなれる。何を幸福とするかは本人の自由ではあるが、できるだけ自分を軸とした方が幸福になりやすい。何気なく暮らしていると他者からの評価こそが最も大切なものと考えてしまいがちである。他者の評価はもちろん大事ではあるが、それは絶対ではないし、自分にとって大切なものであるかはまた別の問題である。2023/09/25
いずとも
2
ルッキズムという言葉はきっとこれからどんどん目にすることになるだろう。特に日本は見た目重視で、老若男女が同じような美しさを良しとしているように思われる。誰がなんと言おうと私は私と言える芯の強さを持ちたいものだ。 こうやって自分で自分を認めることの積み重ねで、きっと最終的に本当に自分軸でしっかり立つことができるんだ、と思えた。2024/01/05
しゅんぺい(笑)
2
ルッキズムっておかしいよねっていう話をこんなにしつこく言ってくれる本は何気に初めてやと思うし、なんか勇気づけられた。日本にはセルフラブが足りないっていう話、まわりのひとたちに自分の違和感を話し続けるのも社会を変える一歩やっていうのも共感した。昔、自分の考え方を簡潔に言語化したくて「哲学に同じような考えってあれへんのかな?」とかって友達に言うててんけど、厳密に言うと一人ひとりの内面なんて一言で言語化できへんくて当たり前やんなって思い直させられた。2023/11/09
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