出版社内容情報
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
著・文・その他
内容説明
誰しもが憧れる、四国八十八ケ所霊場を巡る「歩き遍路」。そして四国といえば、弘法大師こと空海が広めたといわれるうどんが全国的に有名だ。弘法大師が開いた霊場ととともに、88か所のうどん店とともに巡れば、そこから何か見えてくるものがあるのではないか―。駅そば研究の第一人者である著者が、霊場と“うどん札所”への巡礼を完遂するべく旅に出た。道中には何が待っているのか?完遂した先にあるものとは?チャレンジ系旅行記とグルメガイドを融合させた、前代未聞の歩き遍路本!
目次
序章 弘法大師に出会う旅
第1章 黒き阿波路―発心の道場
第2章 青い土佐路―修行の道場
第3章 赤き伊予路―菩提の道場
第4章 白き讃岐路―涅槃の道場
終章1 結願の果てに
歩き遍路道草写真館
終章2 満願の果てに
著者等紹介
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
1973年埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。駅そば、道の駅、日帰り温泉など旅にまつわる様々なB級要素を研究し、独自の旅のスタイルを提唱する“旅のスピンオフライター”として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つちのこ
44
昨春、40日間をかけて歩いた遍路を思い出して読んだ。読経をしない参拝、悪天で数日間の停滞はあるもの、38日間での結願はなかなかのハイペース。同時に80軒近くのうどんを食べ歩くというユニークさ。歩き遍路の楽しさは札所毎の道中にあると思うが、出会ったお遍路さんたちとの交流もしっかりとカバーされており、旅の魅力を伝えている。75番善通寺近くにある宮川製麺所には、自身の経験を思い出して思わずビンゴ!と言葉が出そうになった。昼メシを喰いぱっぐれ、夕刻近くに空腹の体でたどり着いた店。著者も絶賛した美味いうどんだった。2024/01/31
Tatsuhito Matsuzaki
11
四国霊場八十八ケ所を歩き遍路で巡りながら、同じく八十八のうどん店を食べ回る。チャレンジ系旅行記とグルメ本が融合した一冊ですが、著者の鈴木さんは「旅+ラーメン」「旅+道の駅」「旅+日帰り温泉」等 独自の旅スタイルを提唱する"旅のスピンオフライター"です。 ちなみに、最終章では八十八ケ所を巡拝し終え、決願となったのですが、最終章には続き(パートⅡ)があって、そこでお寺もうどんも各1ずつ追加してめでたく満願となっています。2023/01/28
シュウヘイ
0
お遍路しながらうどん屋巡り2022/12/19