「戦争」は許されるのか?国際法で読み解く武力行使のルール

個数:
電子版価格
¥1,870
  • 電子版あり

「戦争」は許されるのか?国際法で読み解く武力行使のルール

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月25日 13時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784802212069
  • NDC分類 329.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報



稲葉義泰[イナバヨシヒロ]
著・文・その他

内容説明

突如としてはじまったロシアによるウクライナ侵攻により、国際社会は冷戦期以降最大の緊張感に包まれています。しかし、ロシアの行動はなぜこれほどまでに非難されているのでしょうか。それを読み解くカギは「国際法」にあります。本書では、とくに軍事力の行使に関する国際法を簡潔明瞭に分かりやすく解説しつつ、現在の国際社会の中で「許される」軍事力行使と「許されない」軍事力行使の境界を探ります。

目次

第1章 戦争を「許さない」ためのルール作り(古代から人は戦争を規制してきた;戦争の“猶予”から“禁止”へ;「武力行使」を禁止した国連憲章)
第2章 「許される」軍事力行使1―安保理決議に基づく措置(集団安全保障体制とは;国連における集団安全保障体制)
第3章 「許される」軍事力行使2―自衛権の行使(自衛権のルーツ;国連憲章上の自衛権;より厳格な要件を求められる集団的自衛権;“いつ”自衛権を行使できるのか―先制自衛)
テロ攻撃に自衛権は行使できるのか
第4章 議論のある軍事力行使(在外自国民救出;人道的干渉;PKO(国連平和維持活動))
特別章 ロシアによるウクライナ侵攻は許されるのか(集団的自衛権の行使を主張するロシア;2つの「人民共和国」は「国家」として認められるのか;法的根拠なきロシアの侵略)

著者等紹介

稲葉義泰[イナバヨシヒロ]
専修大学大学院法学研究科公法学専攻博士後期課程在学。主に国際法や自衛隊法などの研究を進める。また、『軍事研究』等の軍事専門誌で軍事を法的側面から分析した記事を多数寄稿している。2019年からはフランスを拠点とする海外の大手軍事ニュース『Naval News』に日本人として初めて記事を寄稿するなど、活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

35
ウクライナ侵攻でなぜロシアの行動は非難されているのか。読み解くカギとなる国際法を解説した一冊。古代からの戦争を許さないためのルール作りの歴史、17世紀から20世紀の無差別戦争の反省から生まれた武力行使を禁止した国連憲章。武力行使の範囲や許される軍事力行使、機能しなくなった安保理と総会による補完、自衛権の行使、集団的自衛権や先制自衛、テロ攻撃に対する自衛権、軍事作戦や在外自国民救出、人道的干渉の考えた方やPKOの変化などいろいろと参考になりましたけど、ロシアのような強引なやり方だとそれも意味がないですね…。2022/11/06

金吾

27
わかりにくい武力行使のルールを国際法を紐解きながらわかりやすく解説しています。特に第2章から第4章にかけての軍事力行使の話は例もあるためイメージアップが図れました。ロシアのウクライナ侵攻の合法性の有無の話は明白なロジックで良かったです。2022/12/07

19
確かに国際連合のできることに限界はあるし、なにもかもが問題だらけではあるけれど、なかったら今以上にひどいことになるんだろうなあと薄ぼんやり思う。国際法がなかったならば、ロシアに対する制裁すら各国はしなかっただろうというのも分かる。ロシアへの言及はそこそこあったんだけど、イスラエルについては発行年月日より未来なのでない。イスラエルに関しての言及も読みたかったなあと思う。武力行使禁止の原則の存在をロシアもイスラエルも認識しているという前提が大事。そんな戦争が簡単になくなったら苦労しない。分かってるけど。2024/08/09

SGR

6
戦争に至る歴史やそこから発生した自衛権という概念、その自衛権を基に許される戦争の定義を図を用いて説明されていてわかりやすかったです。非戦のために国際連合を作ったのに戦争が無くならないのは皮肉な話であり、永遠に争い続けるのは人間の性なのだと改めて認識します。非戦争の時期は、即ち戦争の準備期間であると言う矛盾も思い出しました。法的根拠が無ければ軍隊は動かせませんが、自国の勝手な論理で戦争を起こす国に対しての対抗措置を生み出さなければならないと考えます。2024/12/12

そうめん

4
なんとかして戦争(現代でいう武力行使)を国家間で起こさないよう(または不必要に起こさないよう)努力してきた人類史があり、その最新バージョンが今ある国際連合なんだな。法的根拠がないと軍隊は動けない。イラストが可愛くて楽しく読めた2024/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20168135
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品