宿にまつわる怪異譚―怪談蒐集家と怪談師が聴き取った宿を舞台にした二十八の恐怖体験

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  • サイズ 46判/ページ数 155p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784802208833
  • NDC分類 147
  • Cコード C0093

目次

濁った朝食―福島県福島市(ビジネスホテル)
予感―北海道札幌市(シティホテル)
貸してくれ―大阪府大阪市(簡易宿泊施設)
遺物―場所は伏す(ビジネスホテル)
民宿だった民宿―千葉県某所(民宿)
利用価値―場所は伏す(ビジネスホテル)
鏡面に落ちる―場所は伏す(ビジネスホテル)
奇遇―岩手県二戸市(旅館)
仕入れ中の注意事項―熊本県熊本市(観光ホテル)
冷たい暖炉―長野県小谷市(ペンション)〔ほか〕

著者等紹介

寺井広樹[テライヒロキ]
文筆家。怪談蒐集や超常現象の研究をライフワークとしている。著書多数

正木信太郎[マサキシンタロウ]
怪談師・怪談作家。怪談を扱うトークショーやネット配信、朗読劇等に出演している。CS放送の怪談専門番組にも多数出演。また「板橋怪談会」を主催。その他、親交深い怪談師や怪談作家に自身で集めた話を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみきーにゃ

84
タイトル読み。観光に行った場所で怪異に遭遇したら嫌だな。黒い人、黒い影には要注意!最後のお話、能登探訪、似たようなお話を読んだことある気がするな〜2021/01/08

うまる

30
宿が舞台の実話系。遠出しないので、どれもへぇ~(喜)って感じで読んだけど、仕事なんかであちこち泊まる人だったら怖いかも。ホテルや旅館だけじゃなくて、宿直や寝台列車の話があったのが面白かったです。人差し指で人を持ち上げるゲームが出てきて笑った。流行ったよね。地名が伏せられているものもあるけど、市まで書かれていてビックリ。○県とかN市とかじゃなくて、北海道札幌市ってズバリ書いてる。しかも札幌のやつ、駅名と駅名からの進路も具体的だし、あの公園(公園名も書いてます)の所のホテルっていったらあれしかないじゃん!2023/08/05

トムトム

27
なんでしょう?嘘っぽい。もう少し何気ない方がリアルに感じる気がします。荒唐無稽な怪談ではなく、もしかしたらあるかもねぐらいのお話が好きです。科学好きですが、オカルトも否定はしません。非科学ではなく未科学。科学が進歩したら説明がつく程度の怪談が好き。って、難しいかぁ!私もたまに「ん?」と思うような体験をするのですが、さほど怖くもなく「今のはなんだぁ?」と分析しています。オカルト、好きですよ♪2021/12/08

佐倉

12
ホテルや旅館のみならず宿坊、キャンピングカー、寝台列車など様々な宿泊施設で起こった怪異譚たちを収録している。隣から聞こえる謎の音、窓からみえる何か、侵入してくる何か……とバラエティ豊か。印象的だったのは窓から人を引き釣り出す、どこか怪獣染みて不気味な『鏡面に落ちる』、ある意味ホテルに憑かれているような『利用価値』、先生の「やっぱり」が想像力をそそる『暴走合掌』、人の良さそうなオーナーの裏側が覗く『冷たい暖炉』、髪の毛に大量の歯が刺さっている……なんて想像するだけで気持ち悪い『遺物』。2023/09/09

綾乃

9
怪談収集家と怪談師が聴きとった宿での恐怖体験28話。 旅行先のホテルなどで体験したら嫌だなと思うような、でも良く聞かれるような藩士の数々。 怖さもあるが、中には作り物っぽく感じる話も含まれている。 今後、ホテルとかに泊まるのが怖い😱2022/01/27

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