内容説明
かつて日本による統治が行われていた台湾。鉄道の多くはその時代に敷かれたのであり、当時の日本文化がおおいに反映されている。どこか懐かしい雰囲気を求めて、日本から訪れる人も増えている。が、その懐かしさは駅弁などの“駅グルメ”も同様だということをご存じだろうか?本書は、日本における鉄道系グルメ研究の第一人者が、駅弁と駅麺を求めて台湾を一周。その実態を紹介しつつ、日本との違い、共通点を明らかにしてゆく。日本の鉄道ファンも必見の、台湾鉄道グルメ考察本!!
目次
序章 2年ぶり2回目の台湾へ!
第1章 グルメ天国の台北駅
第2章 西部幹線を南へ!
第3章 台湾中西部と阿里山森林鉄路
第4章 南部の二大都市をゆく
第5章 東海岸駅弁街道縦走録
第6章 台北近郊散歩、そして凱旋
終章 国内で食べる台揺駅弁&駅麺
著者等紹介
鈴木弘毅[スズキヒロキ]
1973年埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。駅そば、道の駅、日帰り温泉など旅にまつわる様々なB級要素を研究し、独自の旅のスタイルを提唱する“旅のスピンオフライター”として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とりもり
5
台北駅で買って食べた臺鐵便當の「排骨弁当」は本当に美味しかった。でも、本書を読んでそのバリエーションに驚愕。これはぜひにでも再訪して色々と食べ比べなくては…。基本的に下調べをあまりせずに行き当たりばったりの感はあるが、それを上回る軒数をこなしており、その点は然程気にならない。むしろ、事前調査をやりすぎて現地探訪がその確認作業のようになってしまう旅行ほどつまらないものはないので、著者のスタンスには賛同できる。台湾一周の鉄道旅も行きたいな。その際は、各地の様々な駅弁をお供にしよう。★★★★☆2024/07/21
かつ
1
単なる著者の台湾旅行で食べたものの備忘録。台湾の食事を論じるには基礎知識が不足している。2020/09/18
ゆうろう
0
台湾旅行後に読了。思わずすぐにでも再訪して各地域で微妙に違う台鉄便當の食べ比べをしたくなった。しかし、著者の胃袋はどうなってるのと思わせる食鉄紀行。台湾の人々との触れ合いが温かく描かれており、読後感良し。先の旅行で俺もそう思ったなぁ。せっかくこれだけ取材して上梓した時点でコロナとは❗️😱全くタイミングが悪く可哀想だ。ただ、便當他の値段はともかく記載内容は事実に即しており、これからの台湾鉄路旅のお供に重宝する一冊だと思う。旅はやはり楽しくなくちゃね〜。美味しい食事と地元民との触れ合いも大切だよな。好著です。2024/05/25
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- 和書
- 灯台へ 岩波文庫