内容説明
知らぬ間にアメリカ米に占領される日本の食卓。日本のコメを愛してやまない農業ジャーナリストがいま、あえて糾弾する“身勝手農政”。農家と消費者のほうを向けば、コメの未来は明るい。
目次
第1章 未来なき農政
第2章 水田農業の大転換
第3章 限界を打破するコメづくり
第4章 日本産VS海外産
第5章 世界基準のコメ
第6章 世界が求める酒造好適米
第7章 長粒米はブルーオーシャン
第8章 “提言”減反廃止のロードマップ
著者等紹介
窪田新之助[クボタシンノスケ]
2004年明治大学文学部卒業、(株)日本農業新聞入社。外勤記者として8年間、国内外で農政や農業生産、農村社会の現場取材に年間100日以上従事する。2012年よりフリーの農業ジャーナリストとして農業専門媒体などで活動。2014年、米国国務省のインターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVLP)の招待でカリフォルニア州などの農業現場を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆきまさくん
1
徹底した農家への取材により、専門知識がなくともわかりやすく読めるように書かれている。 減反の問題をはじめ、飼料用米推進の課題、酒造好適米、長粒米、AI化、グローバルGAPを主に取りあげているが、取材先などの取組事例が豊富。 食品や流通も含めたコメ農業の未来について、考えるきっかけとなる。2018/06/17
石塚 哉史
0
輸出、酒造好適米、長粒米という展開を明るい未来と提言しているようであるが、どれも需要の範囲が限定的なのでインパクトにかける印象が拭えない。飼料米の支援体制とのコントラストが際立ち、むしろ深刻な気分になりました。2016/09/14
ひと
0
3章まで2016/08/17
農&iot
0
大量離農の実態、米の将来性。2018/01/12
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