アルキームの風〈1〉仮想共和国アルキーム連邦第二次大戦軍用機集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 194p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784802200578
  • NDC分類 538.7
  • Cコード C0031

内容説明

オーストラリア大陸西方のインド洋上の位置する島国“アルキーム連邦共和国”。フランス人新教徒によって19世紀に王国として独立後、20世紀初頭の内戦を経て共和政が成立し、第一次大戦には連合国側で参戦。その際に近代航空戦を経験したことから、1922年、空軍が設立された。第二次大戦には日独の同盟国として参戦し、主に太平洋戦線で日本帝国と共闘して米英豪軍と死闘を繰り広げている。本書は空軍創設から第二次大戦期に開発および試作された、アルキーム空軍の小型作戦機全機種の開発経緯からメカニズム、型式、戦績を解説。さらにエンジンや武装の開発史、軍民の重要人物や対戦した米英豪軍機、第二次大戦のアルキーム軍の主要作戦史前半を収録した、仮想航空技術戦史である。

目次

第1章 戦闘機
第2章 防空戦闘機
第3章 偵察機
第4章 直協機
第5章 技術史
第6章 主要人物
第7章 主要対戦機
第8章 アルキーム共和国第二次大戦主要作戦史

著者等紹介

野村潔[ノムラキヨシ]
昭和18年(1943年)東京都出身。昭和42年中央大学理工学部を卒業して陸上自衛隊入隊。昭和43年幹部候補生学校入校#12U、普通科(歩兵)以後市谷、武山、青森、神町、仙台等の各部隊に勤務。平成10年定年退官、(株)総合防災ソリューション入社。主として官公庁の災害対応訓練の計画作成、実施業務に従事。平成18年退職。宮城県隊友会七ヶ浜支部会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

YS-56

2
異なる世界線、仮想共和国から眺める第二次大戦。非常に興味深く読ませて頂きました。この風がさらにどう流れていくのか、楽しみにすることとします。2015/09/04

zaku0087

1
インド洋に浮かぶ島国アルキームの建国から第二次大戦の敗戦までを、空軍設立から描く航空史。もちろん仮装国の話だが、ほぼリアル戦史として読み進むのがおすすめ。著者は元自衛官で、精緻に仕立て上げた航空戦記として、なまじの仮想戦記よりよほど面白い。陸自で務めながら、この構想を練っていたのかと思うと著者には尊敬を覚えるしかない。すごい自衛官がいるものだ。大戦後期の開発機はデザインがすばらしい。優れた航空機は見て美しいものだ。最近のステルス機とチャイナのデッドコピー機には美しさを感じない。この本を見習ったらどうか。2022/06/01

相馬

1
架空戦記の設定集?自主出版で何冊か出ているようだが,商業出版社から本書だけ出ていたので入手。イカロス出版なので,表紙もそのようになっている。ものすごく本格的なのにびっくり。設定マニアなので,「太陽帝国」や「平行世界の住人達」みたいに,地理,歴史の設定がきっちりしているのが嬉しい。なかなか興味深く読んだ。2016/05/10

sdkfz251

1
みっちり読んだわけではないが、好きなところだけ集中的に読んだ。さて、このアルキーム戦史シリーズ、数年前のコミケで自費出版の物を見かけて以来ずっと追いかけてきたが遂に商業出版かと思うと感動を覚える。架空の国の開発した架空の航空機、戦史の本であるが、著者の幅広く豊かな識見が活かされていると感じた。戦闘機一つとっても技術史、工学的知見、当時の政治経済の理解が無ければここまでの物はかけないだろうという『リアルな存在感』が伝わってくる。個人的には自費出版の方では空母のモノが一番好きなので、海軍版の出版に期待している2015/08/30

畝傍

0
いわゆる仮想戦記の部類に入るのだろうが、仮想国家の仮想航空機解説からのアプローチであり、中々面白い。 地理の良さ(豪州の西)というのもポイント。2016/01/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9837278
  • ご注意事項

最近チェックした商品