出版社内容情報
「ネコはあなたを想っています。きっと、ときどき、いつも」。人々とネコたちが紡ぎゆく物語。最後に渡されるバトンに、きっとあなたの涙は止まらない。フリーライターとして25年のスポーツ取材歴を誇り、高村美砂名義での著書もある「三宅音」名義での処女小説。スポーツ取材で培った著者の筆致が人のこころの動きの機微を繊細に描き出し、めくるめくスピード感とともにネコと人々がつなぎゆくバトンにあなたの興奮と感動が熱を帯びて走り出す。「今になって考えると、あの日はとても不思議な1日だった。いつもなら日が暮れてから一人で公園を歩くようなことはしない。だが、あの日だけは虫の知らせか、何かに誘われるように公園に足が向いた」(本文より)。最後につながれるバトン、エピローグでは感涙必至の意欲作。「パスの名手」として知られたサッカー元日本代表、遠藤保仁氏が大絶賛の推薦帯文を寄せてくれた、見事な展開力、構成力を持つ感動のネコ小説です。
内容説明
交差する偶然と運命。点と点が線をむすび、興奮と感動が、熱を帯びて走り出す。ネコはあなたを想っています。きっと、ときどき、いつも。人々とネコたちが紡ぎゆく物語。最後にわたされるバトンにきっとあなたの涙はとまらない。
著者等紹介
三宅音[ミヤケオト]
兵庫県西宮市生まれ。雑誌社勤務を経て1998年からフリーランスライター・高村美砂として関西サッカー界を中心に活動。ガンバ大阪の取材はもっとも長く、現在もクラブのオフィシャル媒体等で執筆活動を続けている。サッカー界での初の著書は『ガンバ大阪30年のものがたり』(ベースボールマガジン社)。それ以外にもサッカー選手関連書籍の構成にも多数、関わる。本作が初めての小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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