内容説明
無数の針で昆虫の魅力的な姿を描き出していく「展足」。その芸術性と技法を、美しい写真とともに紹介する世界初のヴィジュアルブックが登場!針は直接標本に刺さっているのではなく、針を交差させて、その上に脚をのせて持ち上げたり、またはおさえつけたりすることで、様々な標本のポーズをデザインしている。まさに針で描く芸術だ。扱っている標本の多くは、大英自然史博物館の歴史的な甲虫コレクションである。また、昆虫標本の展足文化史について深く考察したコラムも収録している。
目次
展足技術(クワガタムシの展足型;オサムシの展足型;優れた展足型とは?;立体展足)
標本作成技法(道具類;標本の入手とその後の処理)
展足の歴史(展足の歴史;大英自然史博物館の甲虫コレクション)
著者等紹介
福井敬貴[フクイケイキ]
2017年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。2019年同大学院修士課程彫刻専攻修了。主に昆虫標本を用いた作品や虫をモチーフとした立体作品を制作する他、標本の制作依頼や展示会・書籍等への協力、3DCGモデルの造形・原型監修など分野を横断した活動を行っている
小林一秀[コバヤシカズホ]
甲虫標本商花滝代表。2020年英国Nottingham Trent University,Animal Biology学科卒業。コガネムシ上科の新種の発表など、精力的に研究活動を行っている。専門学校で講師としても従事し、また昆虫に関する展示会やTV番組作成の協力等も行うなど、様々な活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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