出版社内容情報
1972年の正月に運転された、諏訪大社初詣臨時列車は長野から小海線を縦断して運転された。お座敷列車5輛編成は、前後にC56型蒸気機関車を連結して走る、空前絶後の列車だった。それを追いかけて、小海線の美しくダイナミックな情景の中、10数ヶ所で撮影した貴重な記録は、佳き時代を伝える。地元諏訪で鉄道趣味を長くつづけていた百瀬昌俊さんの遺作の一部を、小海線を含む「長野の汽車」としてまとめ、追悼する。
目次
特集1 小海線の「初詣臨」―9124レを追跡する(乙女の大カーヴ;三岡での交換;岩村田の築堤;青沼の大俯瞰;高岩を往く ほか)
特集2 百瀬昌俊―長野の汽車(上諏訪;姥捨;小海;篠ノ井)
著者等紹介
いのうえ・こーいち[イノウエコーイチ]
岡山県生まれ、東京育ち。幼少の頃よりのりものに大きな興味を持ち、鉄道は趣味として楽しみつつ、クルマ雑誌、書籍の制作を中心に執筆活動、撮影活動をつづける。季刊「自動車趣味人」主宰。株)いのうえ事務所、日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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