潜水士の道―五人の師匠から海の未来へ

鉄 芳松【著】

笑がお書房（2022/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 336p／高さ 19cm
• 商品コード 9784802133210
• NDC分類 558.9
• Cコード C0095

出版社内容情報

これまで、潜水した数２万回以上！！「潜水界の怪物」「世界のプラチナ潜水士」の異名をもつ著者が、過去６０年を超える潜水生活のなかで、５人の師匠に出会い学んできた。１．ヘルメット潜水と造船関連工事の師匠　２．スキューバーダイビングの師匠　３．水中工事の師匠　４．深度潜水技術と定置網調査の師匠　５．潜水医学の師匠。５人の潜水士は好奇心が旺盛で、常に前進するために取り組むべき姿勢に向かって挑戦し続けていたこと、それを次世代に伝承したい著者の気持ちが満載の１冊。

目次

はじめに―一期一会
第１章　鉄明―仕事では「下勝ち」となれ
第２章　望月昇―ダイバーのロマンを持て
第３章　花崎辰巳―「手抜き」は最高の技術
第４章　臼井章二―一分前に戻れ
第５章　梨本一郎―これ以上夜は暗くならない
第６章にかえて　“対談”鉄芳松・畠山重篤―海の鉄が地球温暖化を防ぐ

著者等紹介

鉄芳松［テツヨシマツ］
１９４０年（昭和１５）、茨城県大津町生まれ。幼い頃から潜水士の父親に同行して船の上からその仕事ぶりを見て育つ。１９５９年（昭和３４）、父・明の仕事の拠点である静岡県清水市（現・静岡市清水区）で潜水の道に入る。一般社団法人日本潜水協会会長、株式会社鉄組潜水工業所代表取締役。２００４年（平成１６）に黄綬褒章、２０１７年（平成２９）に旭日小綬章を受章（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tetsubun1000mg]

表紙の潜水士の文字と重たそうなヘルメット潜水服の雰囲気気に引かれて選んでしまう。　潜水夫の父親を見て育ち、潜水に関連した５人の師匠とのエピソードを中心に構成される。　現在日本潜水協会会長で株式会社鉄組潜水工業所社長で国から褒章も受賞されるのだが、偉ぶった話は全くなく常に周りの人たち社員に感謝することを大切にする。　謙虚で興味持って新しいことに取り組む姿勢が素晴らしい。　こんな世界もあるのだなと知ることができいい読書でした。　潜水の世界は命がけでもあり奥が深く面白い。

2022/06/23