目次
廃線60年の草軽電鉄
1 草軽電鉄その魅力
2 60年前の残照
3 忘れ得ぬ栃尾の強者
4 栃尾電鉄の客車、貨車
5 栃尾電鉄の60年
著者等紹介
いのうえこーいち[イノウエコーイチ]
岡山県生まれ、東京育ち。幼少の頃よりのりものに大きな興味を持ち、鉄道は趣味として楽しみつつ、クルマ雑誌、書籍の制作を中心に執筆活動、撮影活動をつづける。近年は鉄道関係の著作も多く、月刊「鉄道模型趣味」誌ほかに連載中。著作多数。週刊「C62をつくる」「D51をつくる」(デアゴスティーニ)の制作、「世界の名車」、「ハーレーダビッドソン完全大図鑑」(講談社)の翻訳も手がける。季刊「自動車趣味人」主宰。日本写真家協会会員(JPS)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
9
新軽井沢から草津温泉までの55.5kmを三時間半かけて結び、途中急カーブとスイッチバックを繰り返しスピードは出ない。もとより鉱山用ELのためだからなおさらだ。戦後でもう物好きしか通しで乗らないし並走するバスに軍配が上がる。高原のナロー叙情どうこうの以前の問題で廃止は避けられなかった。そんな草軽から電化指導を受けた栃尾は大型車体・高出力電動機・垂直カルダン駆動・HL総括制御・AMM自動ブレーキ・自動連結器・CTCなど普通鉄道並みだったが、モータリゼーションには抗えず廃止。あまりに惜しまれる。2022/06/09
kaz
2
ちょっと寂しい印象を受けるのは、写真がモノクロのせいか、それとも時代のせいか。図書館の内容紹介は『避暑地の先駆け、軽井沢から有数の温泉地、草津までを結ぶ高原列車「草軽鉄道」。ヴァラエティ豊かな車輛群が魅力の栃尾電鉄。廃線後60年の現地取材や当時の写真を駆使して、在りし日の姿を甦らせる』。 2022/02/15
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- 和書
- 近代日本市場史の研究