目次
第1章 カラー写真で見る北海道の私鉄
第2章 時刻表から消えた北海道の私鉄(寿都鉄道;定山渓鉄道;旭川電気軌道;夕張鉄道;三菱石炭鉱業大夕張線 ほか)
著者等紹介
〓井薫平[タカイクンペイ]
1937年生まれ、地方私鉄巡りは昭和28年の静岡鉄道駿遠線が最初だった。鉄研活動は中学からだが当時は模型専門、高校に進学以来、鉄研に属して今日に至る。1960年から鉄道車両部品メーカーに勤務、退任後は鉄道趣味に本格復帰し現在は鉄道友の会参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
6
鉄道ピクトリアルやRMライブラリーなどで既に収載されている写真もあるが、それらに載っていない写真も豊富だ。時刻表に載っている北海道の私鉄としてやはり重要なのは石炭。炭鉱と切っても切れず、昭和30年代になってもSLと木造客車の混合列車が残っていた。しかし、石炭産業は次第に寂れていき、鉄道も合理化の一環でSL牽引混合列車は急速に気動車に置き換えられた。こうした気動車は廃止から日が浅く本州の私鉄に譲渡されたものも少なくないが、国鉄形をベースとしながらも各私鉄として独自仕様が随所に見られた特徴もあった。2024/02/19
Teo
4
北海道の廃止された私鉄の本だが、こんなにも未だ未だ見た事の無い写真が世の中には埋もれているのだなと思った。そしてまた著者は普通に乗った記憶がある世代なのだ。とは言え、私ですら定山渓鉄道には何度か乗ったものの、それは未だ未だ子供時代で何となく楽しく定山渓鉄道に乗って定山渓へ行った程度の記憶。札幌駅の0番ホームから定山渓鉄道の気動車に乗ったと言うのだけはありありと覚えているものの、それ以外の記憶は薄い。だから私よりもっとずっと上の世代がもっとどんどんこう言う本を出して欲しい。みんなもう歳だよね。 2022/02/10
kaz
2
北海道の鉄道は、やはり炭鉱が命ということらしい。地域に馴染みがなければどれも似たように見えるが、可愛い蒸気機関車の写真は楽しい。図書館の内容紹介は『昭和30年代から50年代にかけて存在した地方の私鉄の車両の記録写真を集成。様々な専用線や貨物鉄道にも触れる。第1巻は、寿都鉄道、定山渓鉄道、旭川電気軌道、夕張鉄道、三菱石炭鉱業大夕張線等を収録する』。 2022/05/21