目次
軌道探訪(千寿ケ原~中小屋;中小屋~桑谷;桑谷~鬼ケ城;鬼ケ城~樺平;樺平~水谷)
立山砂防軌道の立役者たち―動力車のすべて(加藤製作所;松岡産業;堀川工機;酒井工作所(酒井重工業)
北陸重機工業)
立山砂防軌道・貨車と人車(運搬車;人車;その他の車両)
富山営林署常願寺治山事務所の動力車
著者等紹介
青森恒憲[アオモリツネノリ]
昭和34年東京都新宿区生まれ。小学生時代を大阪で過ごし、吹田のD51に出会って以来、鉄道の撮影を開始する。国鉄の蒸気機関車引退後も全国の鉄道を取材。特にトロッコと称される特殊狭軌鉄道を徹底して追い、その成果を月刊レイルマガジン創刊号からの連載記事「THEトロッコ」に次々と掲載した。1990年代はヨーロッパの鉄道に開眼し、ポーランドの蒸気機関車やドイツの蒸気狭軌鉄道を中心に撮影(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えすてい
9
奥付に「おことわり」として、コンプライアンス厳守の今この軌道への立ち入りは厳禁になっており著者のようなことはおやめくださいとある。昨年末BSテレ東のカメラが入り放送されたがこれも例外的だろう。それほど一般人を寄せ付けない。立山砂防軌道は度々ルートが変わり、それに伴い距離やスイッチバックも変わる。例の18段スイッチバックは走破に30分もかかるとのこと。またあまりにスイッチバックが多いので長編成不可。ポイント切り替えは取材当時は職人技のダルマとスプリングだったが今は運転士の車内でのボタン操作だ。2022/06/09
えすてい
9
一般人の立ち入りが厳しく禁じられている立山砂防軌道に、かつて「顔パス」で入れた、立山砂防軌道の記録集である。数多のスイッチバックを繰り返し、暴れ川である常願寺川の砂防工事は、明治時代から人力で始まり、やがて軌道が敷かれた。鉄道事業法や軌道法による鉄道ではないので、車両は全て機械扱いであり車番も車籍はなく便宜上のものだが、機関車やモーターカーの車歴も網羅している。機関車は廃車が進んでいるようで、数は減っているが、現在は北陸重機製の機関車に統一され、軌道の主力である。モーターカーはガソリンエンジンのようだ。2021/04/21
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- 和書
- 詞林夢幻拾遺