著者等紹介
菱田雄介［ヒシダユウスケ］
写真家／映像ディレクター。１９７２年東京生まれ。歴史とその傍らにある生活をテーマに撮影を続ける。２００６年「ぼくらの学校」（ニコン三木淳奨励賞）、２００８年「クナシリ」（キヤノン写真新世紀佳作）、２０１０年「ｐｏｒｔｒａｉｔｓ ｏｆ Ｐｙｏｎｇｙａｎｇ，ｐｏｒｔｒａｉｔｓ ｏｆ Ｓｅｏｕｌ」（キヤノン写真新世紀佳作）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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aloha0307
15
見開き中央の綴代が国境：北緯３８度線であるかのように 左側・北朝鮮ー右側・韓国の市井の人々（若者が中心）が並置されている。ふだんTV映像で見ている硬直しきった表情はそこにはない。いっぽう、北側南側からそれぞれ見た 板門店 の映像は緊張感ピリリ（数年前の写真か） 直近情勢とのあまりの乖離にちょっと戸惑ってしまいます。2018/05/13
チェアー
12
同じ民族なのに、人為的に引かれた線によって分断されてしまった人々。長い歴史のなかで、ものも人も空気も時間を背負わざるを得なくなって、少しずつ違う音を奏でているように見える。人為的なものは人の決断で変更できる。少し違って風景も、数年、数十年すれば、また同じように戻っているのだろうか。2018/04/18
