出版社内容情報
[あらすじ]
デビュー作のヒットをきっかけに、「私」は都内の古いアパートを出て、山手線内側H地区の高級タワーマンションへ移り住んだ。
だが新居では、説明のつかない違和感が日常を少しずつ侵食し始める。
心身の不調をきっかけに、「私」はこのマンションにまつわる記録と、その土地に残されたものをたどり始める。やがて浮かび上がるのは、華やかな都市の景観の下に沈んだ、ある場所の記憶だった――。
【目次】
内容説明
隣人の騒音から逃れるため、憧れの超高層タワーマンションへ引っ越した作家。だが入居直後から、説明のつかない異変が次々と起こりはじめる。おかしいと思いながらも、なぜかその土地から離れられない。それは偶然か、それとも―。著者体験発、タワマンホラー!
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ、千葉県育ち。元書店員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
57
著者が住むことになったタワーマンション。だがそこで…。という風に幽霊屋敷モノの怪談となっている。ただ冒頭にコレを持ってきたのはどうかと思うなあ。おかげで作品中で起きる出来事全てと著者自身の心理の変遷が、全てそれに紐づけられてしまうわけだし。おかげである程度理に落ちた推測は出来るものの、なぜ起きているのかという不可解な怖さは無くなっているし。起きる怪異から土地の因縁まで、現代の幽霊屋敷モノの要素が割と節操なく詰め込まれているような感覚で、新しさとまとまりは無いものの逆に安心して読める怪談となってる気がする。2026/09/21
キナコ
22
タイトル買いした一冊。直接的なホラー表現はないがびんわりとしと違和感といった日常系ホラーかな。小説家である主人公が体験したタワーマンションでの異常。直接的な怪異の姿もないし、ホラーが苦手な人でも読めそう。私自身は引っ越しでのトラブルを体験したことがないが、色んなトラブルがあるんだなぁと思えた。トラブルが人か怪異か…普通なら異常と感じる場面で異常と感じないこと自体が取り込まれる前兆なのかもしれない。2026/08/16
YUUUUMI
14
タワーマンションに入居することになるが…というところから始まるホラー作品。『気を付けてくださいね』という言葉が気になりながらも、快適な住まいに影を落とす描写にゾワゾワとした気分を味わった。不穏な出来事が立て続けに起こったなら、即退去してしまいたいと思うが、タワーマンションという理想の住まいを手に入れたことによって問題から目を逸らす主人公の体験することが不気味でたまらない。常に何かの存在を感じ、何かの音が聞こえたり、恐怖は麻痺してしまうのだろうか。住む場所は慎重に選ばなければならないのかも知れない…。2026/10/08
yuko
7
子供の頃に集合住宅と言うのは、どちらかと言うと経済的弱者の住むアパートだった。 今、タワーマンションの高層階住まいには憧れるが、怪異を我慢しながらカツカツの家賃を支払って住むと言うのは、少し違っていると思う。 当然感じて不思議ではない恐ろしさも、怪異にコントロールされていたとはゾッとする。 しかし、それ以外これと言って大した怪異もなく、イマイチ盛り上がりに欠けていた気はする。(それも怖さが麻痺させられていたのだが) 伏線が多いが回収しきれず、結局何?辻斬りはどうなった?スッキリしない部分が多かった 2026/09/09
K May
2
タワマンに住んだら怪異が起こって、原因究明するお話です。思った感じとは違い、怖さよりも不思議な感じでしたが、スラスラと読みやすい本ではありました。あと本で初めて誤字脱字を見つけました。2026/08/22




